イギリスやフランスのダービーが終了し、秋へ向けた勢力図が見えてきた今日この頃。イギリスの大手ブックメーカー『ウィリアムヒル』社は、10月4日にフランス・ロンシャン競馬場で行われる凱旋門賞のオッズを発表しました。
1番人気は昨年2着のオルフェーヴルで、2番人気は英ダービーを3勝3勝で制したルーラーオブザワールド。日本馬ではジェンティルドンナが4番人気、そしてダービー馬キズナは8番人気に入っています。
いやー、本当に楽しみになって来ましたね。特に今年は本当にチャンスだと思います。
欧州の中距離路線ははっきり言って手薄な状態です。例えば“世界の物差し馬”セントニコラスアビーが6番人気。コロネーションカップ3連覇を達成したとはいえ、本来の強さでいけばGI7着くらいがいいところの馬がこの人気。
昨年の英ダービー馬キャメロットは長期戦線離脱で迎えた復帰戦(愛GIII)を勝利で飾りましたが、タタソールズゴールドカップ(愛GI)では2着に敗れています。昨年はデインドリームやスノーフェアリーが直前で回避したことで結果的には手薄になりましたが、今年は現時点でも(少なくとも古馬路線は)レベルは高くない。
ルーラーオブザワールドや仏ダービー馬インテロにしても、伸びしろがあるにせよ、現時点では圧倒的な強さを発揮したわけではなく、まだまだ未知数。欧州を席巻しているガリレオ産駒というのは怖いですが、それにしても過去の名馬に比べれば見劣りするのが現状です。
オルフェーヴルはもちろん、ジェンティルドンナやキズナにとってもチャンスの年。私も秋はロンシャンに飛んで、歴史的瞬間を目撃しようかな(笑)。それくらい、期待が広がりますね!