有馬記念が近づき、競馬のクライマックスが迫っているということで当ブログをはじめて訪れてくださる方も多い今日この頃。ありがとうございます。楽しんでいってください。(もちろん常連の皆様も、参考にしていただければ!)

競馬をはじめて間もないという方もいて、「朝日杯フューチュリティステークスは阪神に替わって何が変わるの?」という質問もいただいている。せっかくなので、ここで答えたいと思う。

中山→阪神移行に伴う変化

阪神芝1600mと中山芝1600mの特徴を比較してみよう。

阪神芝外回り1600m

馬場→重たい
直線→473m(長い)
コーナー→2回
直線に坂→あり
枠順の有利不利→あまりない

中山芝1600

馬場→重たい
直線→310m(短い)
コーナー→3回
直線に坂→あり
枠順の有利不利→圧倒的に外枠不利

まず注目すべきなのはコーナーと直線の長さだろう。

阪神芝外回り1600mはコーナー2回で直線が長い。だから直線での決めて勝負になりやすい

一方、中山芝1600mはコーナーが3回の小回り。直線が短いため、後方一気は決まりにくく、立ち回り(=レースセンス)の勝負になりやすい。(当然、枠順は外枠が不利になる)

つまり、コースの作りが全く違う。よって、昨年とは好走する馬のタイプが違ってくる可能性が高い。阪神芝外回り1600mに合った馬を買うことが大事になってくるのだ。

では、中山で買えた馬(昨年までの朝日杯FSの好走馬)は今年まったくいらないのか? といえば、実はそんなこともない。阪神と中山は、いくつか共通点もあるからだ。

中山→阪神移行でも変わらないもの

阪神と中山で共通しているもの……その筆頭が芝質だ。

(近年中山は軽くなってきているが)基本的にどちらも芝が重たく、時計がかかりやすい。言い換えれば、底力が問われやすい。

しかもどちらも直線に坂があるタフな作りになっている。

重い芝が得意で直線の坂を苦にしないようなタイプの馬は、引き続き「買い」と判断していい。

例えば、その筆頭がステイゴールドだ。詳しくは下記の記事まで。

朝日杯フューチュリティS2014予想│アッシュゴールドの取捨選択

ステイゴールドは阪神と中山を得意としている。こういうタイプの馬は阪神で行われる朝日杯でも引き続き買えばいい。

まとめ

まとめると、今年の朝日杯FSで狙うべきなのは……

コーナー2回の長い直線で
末脚を生かせる競馬ができて、
重い芝と坂を苦にしない馬

である。ざっくり簡潔に表すと、「本格派」の馬を買えばいい。例えばこの馬!

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