今回は朝日杯フューチュリティステークスで人気に支持されることが確実なアッシュゴールドについて考えていこう。
オルフェーヴルやドリームジャーニーの全弟という超良血馬は、母オリエンタルアートに新たなGIタイトルを捧げられるのか?
京都と阪神の違い
アッシュゴールドが買えるかどうかは、オルフェーヴルとドリームジャーニーがどんな舞台を得意にしていたか、考えればすぐに分かる。
オルフェーヴルは適正が明確に現れる古馬になってから有馬記念を2着、宝塚記念を1勝。
そしてドリームジャーニーも有馬記念と宝塚記念を制している。
有馬記念は中山、宝塚記念は阪神。どちらも芝が重たく、直線に坂があるタフなコースだ。
今回、朝日杯FSが行われるのは阪神だ。つまり、単純に、嫌う要素はない。
実際、ステイゴールド産駒は本質的に「阪神≧中山>東京>>>京都」という傾向が明確に出ている。
特にアッシュゴールドは近2走、京都で走っている。京都から阪神へのコース替わりは明らかにプラス材料だ。より信ぴょう性を持たせるために、客観的なデータを用いて説明していこう。
以下は2011年以降、阪神と京都における芝マイル以上でのステイゴールド産駒の成績だ。
ステイゴールド産駒│場所別集計
場所 | 着別度数 | 勝率 | 複勝率 | 単回値 | 複回値 |
---|---|---|---|---|---|
京都 | 30- 20- 26-256/332 | 9.0% | 22.9% | 79 | 68 |
阪神 | 30- 34- 19-196/279 | 10.8% | 29.7% | 91 | 92 |
集計期間:2011. 1. 8 ~ 2014.12.14
勝率、複勝率、単勝回収値、複勝回収値と、すべての数値で阪神が京都を上回っている。京都より阪神の方を得意としていることは明らかだろう。
事実、私はデイリー杯2歳ステークスでアッシュゴールドを軽視した。(といっても少頭数だったため、3番手だったが。)京都の重賞でステイゴールド産駒は買えないからだ。
結果、本命にしたタガノエスプレッソが1着。アッシュゴールドは2着に敗れている。
言い換えれば、それだけ苦手な舞台で2着になれる力があるのだから、阪神に替わる今回は上積みが期待できる。
他に色々考えなければならない点はあるが、ステイゴールド産駒の適性を考えると、アッシュゴールドを嫌い理由はないということだ。人気になるので本命にはしないが、素直に評価したいと思っている。(あくまでも現時点では。)
なお、アッシュゴールドと同じく舞台替わりが確実にプラスに働く馬はこの馬だ。
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前走は全く合わなかった。上積みが期待できて人気落ちする可能性が高いことを考えると、今回こそ評価するべきだろう。