今回は朝日杯フューチュリティステークスで人気に支持されるブライトエンブレムについて書いていこう。
秋華賞馬のブラックエンブレムを母に持つ良血馬は、2歳王者決定戦で躍動できるのだろうか?
ブライトエンブレムとは?
ブライトエンブレムは6月の東京開催でデビュー。マイル戦を快勝すると、次走の札幌2歳ステークスでは5番人気の低評価を覆して重賞初制覇を成し遂げた。
札幌2歳Sはメンバーが揃っていたため、この勝利は素直に評価していいだろう。後の阪神ジュベナイルフィリーズ2着馬レッツゴードンキや、いちょうステークス3着のミッキーユニバースらが出走していた。
何より評価したいのがレースラップだ。すべて12.0〜12.4秒の間で推移する持続力レースとなった。言い換えれば、総合力が問われる流れとなったため、ここで上位となった馬はそれなりの能力を持っている。
“狂気の血”という不安
普通に買える馬だと思うが、あえて不安要素を挙げておこう。
ずばり、血統だ。
父ネオユニヴァース、母父ウォーエンブレムともに気性が激しく、コントロールが難しい馬として知られている。
実際、ブラックエンブレムは4勝を上げて秋華賞馬になるほどの実力馬だったが、8着以下での大敗が4回もある。キャリア10戦中4勝、大敗4回と極端な成績になっているのだ。
また、ネオユニヴァース産駒は阪神の芝重賞(マイル以上)における期待値がとても低い。
ネオユニヴァース産駒成績
着別度数 | 勝率 | 複勝率 | 単回値 | 複回値 |
---|---|---|---|---|
1- 2- 1- 32/ 36 | 2.8% | 11.1% | 4 | 35 |
集計期間:2009. 2.28 ~ 2014.12.14
勝ったのはラジオNIKKEI杯2歳ステークスで1番人気に支持されたヴィクトワールピサのみ。1番人気2頭を含む9頭が3番人気以内に、21頭が8番人気以内に支持されたが、馬券に絡んだのはわずか3頭だ。
血統以外の面で強調材料はたくさんあるし、普通に買った方がいい馬だとは思うが、こういった面で危うさを持っている馬だというのは覚えておいたほうがいいだろう。
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