東京大賞典の登録メンバーが発表された。有馬記念が中央の締めくくりなら、東京大賞典は地方競馬の“総決算”だ。今年はどんなレースになるのか、見ていくことにしよう。

東京大賞典とは?

東京大賞典は大井ダート2000mで行われる国際GIだ。今年は有馬記念の翌日に行われるため、競馬ファンにとって忙しい日々が続くことになる。

大井のダート2000mといえば帝王賞やジャパンダートダービーといった、グレードの高い重要なレースが行われる。実力が問われる舞台であるため、今年も見応えのあるレースが見られるだろう。

出走枠は中央が6頭、海外が1頭、地方が9頭となっている。近年は中央と地方の実力差が開いているため、実質6頭立て(今年は外国馬が参戦するため7頭立てか)のような形ではあるが、実力馬が集まっているだけに、楽しみなレースだ。

東京大賞典の出走メンバーと見どころ

■JRA所属馬(出走枠6頭)

クリソライト(牡4、栗東・音無秀孝厩舎)
コパノリッキー(牡4、栗東・村山明厩舎)
ナムラビクター(牡5、栗東・福島信晴厩舎)
ホッコータルマエ(牡5、栗東・西浦勝一厩舎)
ローマンレジェンド(牡6、栗東・藤原英昭厩舎)
ワンダーアキュート(牡8、栗東・佐藤正雄厩舎)

■外国所属馬(出走枠1頭)

ソイフェット(セ6、米・L.パウエル厩舎)

■地方所属馬(出走枠9頭)

カリバーン(セ7、大井・藤田輝信厩舎)
グランディオーソ(牡5、大井・藤田輝信厩舎)
サミットストーン(牡6、船橋・矢野義幸厩舎)
タッチデュール(牝5、笠松・笹野博司厩舎)
ツルオカオウジ(牡7、大井・久保興造厩舎)
トーセンアレス(牡7、浦和・小久保智厩舎)
ハッピースプリント(牡3、大井・森下淳平厩舎)
ハブアストロール(牡4、大井・森下淳平厩舎)
ユーロビート(セ5、大井・渡辺和雄厩舎)

※補欠馬は省略

勢力図を予想

中央勢はいずれ劣らぬ実力馬が揃った。前走チャンピオンズカップを制し、中央GI初制覇を成し遂げたホッコータルマエが筆頭株。もともと地方重賞は得意なため、ここでも有力か。

前走、自分の競馬ができなかったコパノリッキーはここで巻き返しを誓う。出遅れさえしないで前へいければ強い。もし前走の大敗で人気が落ちるなら、「買い」と言えるかもしれない。

他にもチャンピオンズカップ2着のナムラビクター、大井ダート2000mのGIで勝利実績があるワンダーアキュート(帝王賞)、ローマンレジェンド(東京大賞典)、クリソライト(ジャパンダートダービー)が出走を予定している。いずれ劣らぬ強者なだけに、状態や適性を見極めていきたい。

外国馬と地方馬の大将格は?

国際GIとなってからはじめて外国馬が参戦する。

ソイフェットは重賞勝ち鞍こそないが、ダートの本場アメリカで31戦8勝。GIオーサムアゲインSで3着の実績がある。

実績的には物足らないが、アメリカのダート競馬は日本よりレベルが数段高いため、警戒していきたいところだ。

地方馬の大将格はなんといってもハッピースプリントだろう。

前走は1.3倍の人気を裏切る5着だったが、休み明けを叩いて上昇してくるはず。ジャパンダートダービー2着の実績もあるだけに、地方馬の意地を見せて欲しいところだ。

そんな東京大賞典の現時点での本命候補はこちら。

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前走は歯車が噛み合わなかっただけで力がないわけではない。今回、スムーズに行けば勝ち負けだろう。