今回はアーリントンカップ2016の検証をしていきます。
阪神芝外回り1600mで行われる3歳限定のGIIIです。過去血統のデータから、傾向を探っていきます。また、出走予定登録馬の血統を見て、この段階での注目馬を導き出していきます。
では、しっかり考察していくことにしましょー!
過去5回好走馬血統
アーリントンカップを考えていく上でポイントになるのが「微妙な時期に行われる重賞」であることが挙げられます。
3歳の春といえば、ほとんどの馬がクラシックを目指す時期です。クラシックへの出走を狙うならマイル重賞より1800m以上のレースを使うのが定石。特にクラシック血統なら「マイラーだと思うけど、ダメモトで使ってみようかな」という感じで長い距離を使われるケースが多い。
一方、地味で「明らかにクラシックは厳しいだろ……」という血統の馬は素直に短距離路線を使ってくる。だから、見てください。好走馬のお父さんは……
スニッツェル
マツリダゴッホ
マイネルラヴ
アドマイヤムーン
Aussie Rules
ホワイトマズル
などなど、地味な種牡馬が目立ちます。
ちなみに過去5年、自身か産駒がクラシックホースの種牡馬は(3−1−2−22)で単複回収値ともに50未満なのに対し、クラシックと縁がない種牡馬の産駒は(2−4−3−26)で単複回収値100オーバーとなっています。
クラシック血統より地味な血統を狙うのが、このレースのセオリーなんです。
続いて、人気馬の傾向を見ていきましょう。
過去5回人気馬血統
基本的に荒れるレースではありますが、堅い時は堅い。まぁ堅かった年は勝ち馬3頭ともに後のGIホースですからね。この辺りの見極めもポイントになりそうです。
では、出走を予定している登録馬たちを見ていきましょう。
出走予定・登録馬
前述のとおり、アーリントンカップって例年は微妙なメンバーになることが多い。
クラシックを目指すのなら共同通信杯やきさらぎ賞、あるいは3月のトライアルを使う。
NHKマイルカップを目指す馬たちが集まるのが通例ではありますが、日程があきすぎていて前哨戦としては微妙。かといって、もう1戦挟むには日程が詰まりすぎている。だから、メンバーが集まらないことが多い。
しかし、今年はなかなかのメンバーが集まりました。すみれSと両睨みな馬が多いので出馬表が出るまでどんなメンバーになるか分かりませんが、有力馬が全部こっちに出てきたらレベルが高くなりそう。密かに楽しみにしています。
なお、現時点で穴馬候補と考えているのがこの馬です。
その馬の名(C)は↓↓(ランキング内で『アルファベット→馬名』の順で記載)
人気ブログランキング内で公開中!
(現在10位前後!当サイトの紹介欄に注目馬を掲載しています)
前走は条件が合わなかったため参考外でOK。今回のほうが条件はよく、上積みが見込めます。