今回は東京スポーツ杯2歳ステークス2015の検証をしていきます。

前回は予想のポイントについて書いたので、出走予定馬と照らしあわせていきたいと思います。

どの馬が買えるのか、買えないのか、見ていくことにしましょう!



東スポ杯2歳Sの出走予定馬と予想オッズ

人気 馬名 予想オッズ
1 プロディガルサン 2.1
2 ロスカボス 2.9
3 スマートオーディン 4.7
4 アグレアーブル 8.8
5 マイネルラフレシア 10.3
6 ハレルヤボーイ 29.9
7 キラージョー 32.0
8 タイセイサミット 57.6
9 レインボーライン 62.8
10 ダイワリアクション 147.4
11 カミノライデン 235.5

こんな感じですね。では、上位人気馬を見ていくことにしましょう。

プロディガルサン

兄のリアルスティールは東スポ杯2歳Sと同じ東京芝1800mで行われる共同通信杯の勝ち馬です。皐月賞、菊花賞で2着、ダービーで4着になった才能溢れる馬ですよね。その全弟ということで適性、才能ともにあることは間違いないでしょう。

ディープインパクト産駒の初重賞ということで期待値は高い。まぁ人気なので妙味はありませんが、消せる要素が少ない馬ですね。

ロスカボス

こちらも良血馬。近親にマンハッタンカフェやブエナビスタらがいる一族です。ポテンシャルの高さは説明するまでもありません。

キングカメハメハ産駒は過去に4頭しか出走していませんが、(2−0−1−1)と堅実。本質的には晩成血統なんですが、ブエナビスタやジョワドヴィーヴルの阪神JF(1着)やアプリコットフィズのフェアリーS(2着)、アドマイヤオーラのシンザン記念(1着)、アドマイヤジャパンのラジオたんぱ杯(3着)、京成杯(1着)などなど、2歳秋〜3歳冬の重賞でも才能だけで走っちゃうような血筋なんですよね。この一族だとダービーフィズが4番人気10着と敗れていますが、お父さんがキンカメになる分、完成度は高くなっています。

野路菊ステークスのパフォーマンスが秀逸だったことは2着のブラックスピネル(次走萩S1着)やユウチェンジ(次走アイビーS2着)らのその後を見ても証明済み。

出遅れぐせがある人気馬ということで本来は買いたくないんですが、少頭数なので出遅れても挽回できるでしょうし、大きな不安点とはいえません。この馬も有力ですね。

スマートオーディン

フジキセキ産駒は全場の中で最も東京芝1800mが得意。イスラボニータやサダムパテックが勝ったレースなので、スマートオーディンも適性はあるでしょう。父ダノンシャンティも共同通信杯で2着になっていますしね。

萩Sではブラックスピネルに負けましたが、内容は悪くありませんでした。京都から東京へ替わることで上積みはあるはず。この馬も無視できない存在です。

アグレアーブル

新馬戦を快勝したマンハッタンカフェ産駒。新馬戦の2、3着馬が次走でしっかり走っている点を見ても、レベルはまずまずだったと考えていいでしょう。

が、血統面がどうにも微妙です。マンハッタンカフェ産駒は2歳重賞で強調できませんし、特に1戦1勝馬の成績は散々。決して弱くはないでしょうが、上位人気馬の適性が高いことを考えると、特に買いたい馬ではないですね。

マイネルラフレシア

2戦2勝のジャングルポケット産駒。前走は同じコースで勝ち切っています。

まぁとはいえ、ジャングルポケット産駒なので2歳重賞の期待値があまり高くありませんし、母系が微妙ですよね。ダンスインザダーク×ブライアンズタイムというのは少々重すぎますし、早熟性にも欠けてしまいます。上位に食い込めるほどの適性は感じません

 

以上が上位人気馬の考察になります。1、2、3番人気は適性が高さそうなので、大波乱は起こらないでしょうね。4、5番人気の適性が微妙なので、上位3頭のうち2頭+穴馬1頭みたいな決着に鳴るんじゃないでしょうか? 上位3頭で決まっても何らおかしくないと思いますが。

なお、穴馬候補の1頭になるのがこの馬でしょう。

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本質的には少頭数の競馬に向いていません。多頭数の混戦で中穴くらいの立場で内枠に入った時が絶好の買い時。とはいえ、父がクラシック血統、半姉に2歳GI2着馬がいるので、軽視できる存在ではありません。萩Sは少頭数の割にレベルが低かったわけではありませんしね。