今回は東京スポーツ杯2歳ステークスに出走するディープインパクト産駒の取捨選択について書いていこう。

京都の“ディープインパクトフィーバー”ばかりに気を取られてほとんどの予想家は触れていないが、実は東京の芝重賞でも相当優秀な成績を残している。その点に注目しない理由はない。

ディープインパクト産駒の脅威 in TOKYO

ディープインパクト産駒は京都の芝1600〜2400mの重賞すべてで馬券になっている。もっとも、驚くことではない。京都はディープインパクト産駒が最も得意にしている舞台なのだから、これくらいはやって当然だ。

そして京都の次に得意な東京でもディープインパクト産駒の信頼性は高い

・芝1600〜2000mの重賞
・良馬場

この条件に合致し、ディープインパクト産駒が出走したのは9レース。なんと、そのうち8レースで馬券になっているのだ。

種牡馬:ディープインパクト
レース名 着順 馬名
天皇賞秋G1 スピルバーグ
天皇賞秋G1 ジェンティルドンナ
富士SG3 ステファノス
府中牝馬G2 スマートレイアー
毎日王冠G2 スピルバーグ
エプソムG3 ディサイファ
ヴィクトG1 ヴィルシーナ
NHKマG1 ミッキーアイル
共同通信G3 ベルキャニオン
共同通信G3 サトノアラジン

集計期間:2014. 2.24 ~ 2014.11. 2

唯一、馬券にならなかったフローラステークスにしても9番人気のマローブルーが4着に激走している。明らかに適正が高い。

東京の芝重賞でディープ産駒を無視することはできないわけだ。

しかし、すべてのディープ産駒を買っていたらプラス収支にならない。どの馬を買っていけばいいのか? ディープ産駒の取捨選択には明確な“分岐点”が存在する

ディープ産駒の取捨選択

ここで用いたいのが馬体重である。

東京の芝重賞は、馬体重が軽すぎる馬の期待値が低い。今年行われた重賞で馬体重が軽かった馬の成績を見てみよう。

牡馬459キロ以下(0−1−0−16)
牝馬439キロ以下(1−0−0−17)

ご覧のとおり、ほとんど好走できていない。

ディープインパクト産駒は小柄な馬が多いため、馬体重の面で不利を受けることが多い。だから、馬体重が軽い馬の評価は下げた方がいい。上記の条件に以下の条件を加えてみよう。

・馬体重460キロ以上
・5番人気以内

種牡馬:ディープインパクト
着別度数 勝率 複勝率 単回値 複回値
4- 3- 2- 3/12 33.3% 75.0% 194 142

集計期間:2014. 2.24 ~ 2014.11. 2

かなり信頼性の高いデータとなっている。東スポ杯2歳Sに登録されているディープ産駒はいずれも馬体重460キロを超える馬ばかり。

となると、人気に支持された馬が共倒れという可能性はかなり低い

まだどの馬を本命にするか決めていないが、ディープ産駒以外を本命にするとしても……

本命+ディープ産駒の人気馬→流し

のような馬券以外は買う必要がないのだ。

ということで、東京の芝重賞でもディープ産駒に注意を払っていこう。

なお、ディープ産駒以外で注目しているのはこの馬

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近親にメイショウサムソン、ミトラらがいる良血馬。前走の大勝で人気になるのが嫌だが、ここでも好勝負だろう。