今回はファンタジーステークスで人気が見込まれる馬たちについて考えていきたい。

レオパルディナやダノングラシアス、ニューエディションといった馬たちは人気に応えられるのだろうか?

レオパルディナ

デビュー2連勝を飾り、小倉2歳ステークスで2着に入ったことで1番人気に支持される可能性が高い。

スニッツェルはオーストラリアの短距離GI馬で、母父のシーキングザゴールドは早熟血統のミスプロ系。ファンタジーSにまずまず合った血統と言える。

ただスニッツェルはスプリント戦に特化している側面があるため、距離延長がどうかというのはネックだ。

ダノングラシアス

京王杯2歳Sでもそうだが、この時期の芝1400m重賞では父サンデー系が強調できない。

父サンデー系人気別集計
着別度数 勝率 複勝率 単回値 複回値
1- 3- 4-51/59 1.7% 13.6% 37 50

集計期間:2004.11. 7 ~ 2013.11. 9

ご覧のとおり、極めて期待値が低い。

昨年はフジキセキ産駒のエイシンオルドスが1番人気に、ディープインパクトのエルノルテが2番人気に支持されたがいずれも馬券圏外に去っている。

一昨年の1番人気も父サンデー系のプリンセスジャック(父ダイワメジャー)。2010年の1番人気もディープインパクト産駒のケイティーズジェムだったが、3着にも入れなかった。

2、3着なら考えられるが、基本的に頭で買いたい馬ではない

ニューエディション

非サンデー系のアドマイヤムーンを父に持つ。3頭の中で最もこのレースに合っていそうなのがこの馬だ。

なぜなら、ファンタジーSは前走上がり1位の馬の期待値が極めて高い

前走脚質別集計
前走脚質 着別度数 勝率 複勝率 単回値 複回値
3F 1位 6- 4- 4- 24/ 38 15.8% 36.8% 157 121

集計期間:2004.11. 7 ~ 2013.11. 9

ご覧のとおり、優秀な数字が残っている。特に前走、先行した中で速い上がりを使ったなら、より信頼性は高い。

前走脚質:3F 1位  前走脚質別集計
前走脚質 着別度数 勝率 複勝率 単回値 複回値
平地・逃げ 0- 0- 0- 1/ 1 0.0% 0.0% 0 0
平地・先行 4- 3- 2- 7/16 25.0% 56.3% 113 190
平地・中団 1- 0- 1- 8/10 10.0% 20.0% 194 57
平地・後方 1- 1- 1- 8/11 9.1% 27.3% 203 90

集計期間:2004.11. 7 ~ 2013.11. 9

ニューエディションは父非サンデー系であり、前走は4角5番手の競馬をしていた。しかも上がり1位の末脚を使っている。

少し掘り下げただけだが、これだけプラス要素があるのだから単純に買い目には加えるべきだろう。

ちなみに今回の出走馬で、「父非サンデー系」、「前走先行+上がり1位」という条件に合致する馬がもう1頭存在する。

その馬の名(M)は↓(ランキング内で『M→馬名』の順で記載)

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前走はレベルが微妙であるものの、注意していきたい。