今回は2015年のセントライト記念の検証していきましょう。

今回は中山で強調できるディープインパクト産駒について書いていきたいと思います。お気づきの方もいるかと思いますが、先週ディープインパクト産駒の取捨選択に完全に失敗(◎ケイティ、消エキストラ)したので、自虐的な記事になります(苦笑)。

というのは冗談で、失敗から学ぶことが競馬で勝っていくために大切なことなので、自戒の意味も込めて見ていきたいと思います。

中山重賞で期待値が高いディープ

何度も書いていますが、路盤改修や馬場整備の変化によって中山の馬場は完全に変わりました。改修後、ディープインパクト産駒が重賞でバンバン走っていることが証拠です。

じゃあ、どんなディープが強調できるのか?

単純明快なので結論から書きますね。強調できるディープのタイプは……

前向きなディープインパクト

です。

中山は差しが決まりやすくなっていてスピードが要求されるようになりました。ただ、瞬発力というより持続力に秀でた差し馬が来る傾向にあります。長くいい脚を使えるタイプですね。

ディープインパクト産駒はもともとスピードに優れています。その中で前に行く脚質の馬はスピードの持続力に秀でている可能性が高い。

例えば有馬記念を勝ったジェンティルドンナがまさにこのタイプ。オークスの豪快な差しきり勝ちが印象的かもしれませんが、キャリアを通じて上がり1位を使ったのはわずか3回だけなんですね。一瞬の脚ではなく、持続的に脚を使うことで結果を出していました。

ホープフルステークス勝ちのシャイニングレイもそう。馬体重510キロと、ディープ産駒としては巨漢で瞬発力より持続力に優れたタイプでした。

そう仮説を立ててデータを調べてみると……

◆前走4角別集計
種牡馬:ディープインパクト
集計期間:2014.12. 6 ~ 2015. 9.13
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前走4角 着別度数 勝率 複勝率 単回値 複回値
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5番手以内 2- 2- 1- 6/11 18.2% 45.5% 120 133
6番手以下 0- 2- 3-10/15 0.0% 33.3% 0 62
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※10番人気以内

ご覧のとおり、明らかに中団より前で競馬を進めた方が期待値が高いことがわかります。10番人気以内に絞ったので京成杯AHで11番人気2着になったエキストラエンド(前走4角5番手)は含まれていませんが、前に行った馬の水準は高水準です。

この仮説通りに予想するならサトノラーゼンは外せない1頭になりそうですね。

前走のダービーでは4角7番手でしたが、キャリアを通じて4角5番手以内の競馬で結果を出しています。スパっと切れる脚は持っていませんが、ジリジリ脚を使って上がり2〜5位くらいにまとめる力は持っていますので、ここも合っているでしょう。

そしてもう1頭、注目したいディープインパクト産駒がいます

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ダートで勝ち鞍がある珍しいディープ産駒。ダートで勝てるということはパワーと持続力に秀でているということなので、この条件に合っている可能性はあります。芝になってからも先行する競馬を続けていますし、大穴候補の1頭と考えたいですね。