全頭診断その2
今週は秋華賞の徹底検証を行っている。今回は恒例の“全頭診断”を行う。
「血統」に加えて「枠順の明暗」、「連対馬の条件」といった様々なデータを用いて検証を行ってきた中で、各馬の「総評」をお届けする。今回は第2弾。なお、
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週末の予想に直結する可能性が高く、内容は必見。メンバーを1頭ずつ切っていこう。
秋華賞全頭診断その2
※枠順、馬名(血統評価A〜E)の順
※血統評価はあくまでも血統のみ見た評価であり、出走馬自体の評価ではありません
※特別な注釈がない限り、データは過去1年のもの
※ブログ用に一部修正している箇所があります。ご了承ください
5-10 マイネグレヴィル
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6-11 ペイシャフェリス(C)
父スペシャルウィーク、母父ケープクロスという血統。
ニジンスキーの血を持っている点は好印象。ダンジグの血が流れているのも悪くない。米国ダート血統を持っていないが、それなりに面白みのある血統ではある。
ただマイナスファクターが多すぎる。
前走、前前走と大敗していてGIレベルで戦うには厳しいことが証明されている。こういう馬は秋華賞では走らない。
そしてローテーション。オークスからの直行組は過去10年で(1−0−0−11)。唯一、好走したカワカミプリンセスは4戦4勝のオークス馬だった。このクラスの馬でないと好走は難しいわけだ。
さらに前走逃げた馬の成績は過去10年で(1−0−0−15)。唯一、馬券になったのは桜花賞場であり、後に“女傑”として一時代を築いたダイワスカーレットだ。
馬体重は軽すぎるし、強調できる要素がほとんどない。
6-12 タガノエトワール
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7-13 パシフィックギャル(B)
父ゼンノロブロイ、母父Petionvilleという血統。
母系にミスプロの血を持っていて好走血統に合致。さらに持続力の血、ダンジグの血も流れている。血統的にはかなり評価したい1頭だ。
それだけに、しっかりとここを見据えて来て欲しかった。地方のダート路線への出走を目指していたため、前哨戦を使わずに臨むことに。
オークスで大敗して以来というローテーションはさすがに強調できない。相手なりに走れる馬であるため、1勝馬だからといって侮らないほうが良いのだが……。
美浦から輸送する関東馬というのはほとんど結果を残せていない(ヌーヴォレコルトやバウンスシャッセは栗東滞在)し、厳しいと言わざるをえない。
7-14 サングレアル
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7-15 ハピネスダンサー(C)
父メイショウサムソン、母父クロフネという血統。
母系にクロフネとサンデーサイレンスを持っている。メイショウサムソンはやや重い印象だが、クロフネの距離不安は拭える。まずまず普通といったところ。
ただ紫苑Sは馬場的に合っていた中で4着までというのは力の差を感じざるを得ない。プラス26キロだったことを差し引いても物足りない。
そもそも牝馬というのは調整が難しい。仮に今回も大幅な増減があるようなら、好走は望めない。
◆馬体重別集計
集計期間:2004.10.17 ~ 2013.10.13
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馬体重 着別度数 勝率 連対率 複勝率 単回値 複回値
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-19~-10kg 1- 0- 1- 12/ 14 7.1% 7.1% 14.3% 22 169
+10~ 0- 0- 0- 18/ 18 0.0% 0.0% 0.0% 0 0
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昨年のリラコサージュの一発があったとはいえ、大幅な増減は好ましくない。
まとまると、穴馬としてはワンパンチ欠けると言わざるをえない。
8-16 オメガハートロック
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8-17 リラヴァティ
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8-18 セウアズール(B)
父ディープインパクト、母父Kornadoという血統。
父親がディープインパクトということで何も考えず、おさえたほうがいいだろう。母系が強調できるわけではないが、それだけで買うに値する。
ただ前走500万を勝ったばかりの馬には荷が重い。前走条件戦の馬の成績は……
◆前走クラス別集計
集計期間:2004.10.17 ~ 2013.10.13
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着別度数 勝率 連対率 複勝率 単回値 複回値
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0- 1- 2- 27/ 30 0.0% 3.3% 10.0% 0 31
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ご覧のとおり、ほとんど走っていない。
しかも好走した3頭、スマートレイアーとアロマティコ、そしてニシノナースコールは1000万条件を勝って臨んでいた。(アロマティコは前走準オープン3着)
さらにこの馬も馬体重が軽すぎる。
プラス材料があるとすれば騎手だろうか。
北村友一騎手は当コースで最も信頼できる騎手の一人だ。
◆騎手別集計
集計期間:2011. 1. 5 ~ 2014.10.14
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着別度数 勝率 連対率 複勝率 単回値 複回値
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6- 2- 5-14/27 22.2% 29.6% 48.1% 209 149
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※独自の方法で集計しています
ご覧のとおり、驚異的な成績を残している。
鞍上の手腕でどこまで上位に迫れるか。何にしてもかなり厳しい戦いになることは間違いない。
ということで、この中で「面白そうな穴馬」はこの馬!
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