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今回はチューリップ賞に出走するブチコを取り上げて、馬券で買っていく上での心得について触れていきたい。
白毛馬として注目を集めるアイドルホースをどのように扱っていくべきなのか? これを出来るかできないかで、かなり回収率が変わってくる。
買わない勇気
よく「気持ちと馬券は別物」という言葉が使われる。応援している馬、応援している騎手がいても、馬券を買うとなると別物。愛情や期待を排除して馬券を買えるかどうかで、回収率は大きく変わってくる。
今回のブチコはまさに典型的な例だ。
白毛馬、アイドルホース、かわいい。応援したくなる。
しかも鞍上は武豊騎手だ。
白毛馬×武豊
なんて心躍るフレーズなんだろうか。
素直にそう思う。彼女のおかげで競馬を知らない方も競馬に持ってくれているし、走ってくれたら夢が広がると思う。素直に応援したい。
しかし、やはり、馬券は“別物”と考えなければいけない。冷静に判断すると、ブチコを買える要素はほとんどないだから。
マスコミに踊らされるな
新聞には「ブチコ、いざ桜花賞へ!」の文字が踊る。
音無調教師や武豊騎手の「芝でも期待」というコメントが紙面を飾る。
そうすることでファンはある種の“洗脳”によって、「芝でも走るかもしれない!」という錯覚に陥る。
しかし、立ち止まってよく考えてみてほしい。
これだけ注目を集める中、「ダート馬なので厳しいでしょう」とか「芝では実績がないので期待しないでください」なんていうコメントができるだろうか?
さらに、そんなネガティブなコメントを載せて新聞が売れるだろうか? サイトのPVが伸びるだろうか?
どちらも否だ。本当は、心の中では「厳しいだろうな」と誰もが思っていても、煽らなければいけない。それが、日本のマスメディアの現状であり、その構造からは誰も逃れられない。
だからこそ、ファンはどの情報が正しくて、何が間違っているのかを、冷静に判断して馬券を買っていかなければいけない。
ブチコが買えない理由
冷静に考えればブチコを買える要素は少ない。
芝では3走して5、2、4着。それぞれ、上がり3ハロンが35.3、36.0、36.6秒で、すべて上がり4位以下だ。芝では全くキレないことが証明されている。
全くダメというわけではないものの、ダート適性のほうが高いことは誰の目にも明らかだ。
それを裏付ける根拠もある。それが、血統だ。
兄弟を見てみると、ホワイトベッセル、ユキチャン、マシュマロ、マーブルケーキと、すべての馬がダートで勝ち星を挙げている。言い換えると、芝での実績は全くない。
変な報道に踊らされず、冷静に馬自体を見ていけば、到底(少なくとも積極的に)買える馬ではないということが分かる。
単勝100倍くらいつくならいいが、応援馬券等で人気を集めるはず。実際、Netkeibaの予想オッズでは15倍。前走クイーンカップ4着のアンドリエッテより人気を集めている。
こういう馬を報道に踊らされて買ってしまうのか、冷静な判断を下せるのかで、回収率は大きく変わってくる。気をつけていきたいところだ。
なお、信頼できる人気馬といえばこの馬。
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前走は不利な条件の中で好走。勝ち馬の鮮やかさが目立ったレースだが、本当に強い競馬をしたのはこの馬だった。ここでも実力上位。信頼性が高いのは間違いない。