今回はチューリップ賞の検証を行っていこう。
阪神芝外回り1600mで行われる桜花賞トライアルで求められる要素とは、一体何なのだろうか?
まずは舞台設定から強調できる馬のタイプについて考えていこう。
経験より素質
阪神芝外回り1600mは本格派のコースだ。
直線が長くて広く、芝が重たいため、瞬発力と底力の両方を問われる。
同じ舞台で行われる阪神ジュベナイルフィリーズが桜花賞に直結するように、チューリップ賞もまた、桜花賞に直結するレースだ。よって、能力が低い馬が穴を開ける可能性は極めて低い。
そこで一つの“指標”となるのがキャリアだ。
普通、3歳の春は早熟馬がギリギリ有利に立てる時期だ。能力不足を完成度の高さによってカバーし、重賞で穴を開けることもしばしば。そんな完成度の高さを示す一つのバロメーターが、キャリアの数なのだ。
レースをこなして経験を積み重ねることで完成度は高まっていく。だから3歳春の時点で多くのキャリアを重ねている馬は“早熟馬”の可能性が高い。
また、3歳春の時点でたくさんキャリアを重ねなければならない馬というのは、単純に弱い可能性が高い。
しかし、チューリップ賞というレースは早熟馬や能力が中途半端な馬より、素質のある馬を買うべきだ。
よって、キャリアを重ね過ぎている馬は強調できない。実際、キャリア別の成績を見てみると、これは明らかだ。
キャリア6戦以上だった馬のチューリップ賞における成績は……
(0−0−0−19)
2007年以降、1頭も好走していないのだ。
キャリアを積んだ早熟馬より、遅咲きの素質馬を。
それがチューリップ賞における鉄則といえるだろう。
となると、キャリアが浅くても能力が高いこの馬は、チューリップ賞でも有力馬の1頭になるはずだ。
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