チューリップ賞の出走馬と枠順が発表された。
レッツゴードンキ、ココロノアイ、クルミナルといった有力馬はどんな枠に入ったのか? 注目の伏兵たちは台頭できるのか? 見ていくことにしよう。
チューリップ賞枠順
2015年 3月 7日(土) 1回阪神3日目 17頭 [15:35発走]
【11R】 第22回チューリップ賞
3歳・オープン・G3(馬齢)(牝)(国際)(指定) 芝1600m・外 (A)
枠 | 番 | 馬名 | 性齢 | 斤量 | 替 騎手 |
---|---|---|---|---|---|
1 | 1 | アンドリエッテ | 牝3 | 54 | 川田将雅 |
1 | 2 | レッドカーラ | 牝3 | 54 | 川須栄彦 |
2 | 3 | クルミナル | 牝3 | 54 | 池添謙一 |
2 | 4 | アスカビレン | 牝3 | 54 | 秋山真一 |
3 | 5 | マイティティー | 牝3 | 54 | *太宰啓介 |
3 | 6 | ティーエスクライ | 牝3 | 54 | *和田竜二 |
4 | 7 | コンテッサトゥーレ | 牝3 | 54 | *北村友一 |
4 | 8 | ウインソワレ | 牝3 | 54 | 松山弘平 |
5 | 9 | タッチングスピーチ | 牝3 | 54 | 福永祐一 |
5 | 10 | ノーブルリーズン | 牝3 | 54 | 浜中俊 |
6 | 11 | オデッタ | 牝3 | 54 | *シュタル |
6 | 12 | ロカ | 牝3 | 54 | *M.デム |
7 | 13 | オリエンタルダンス | 牝3 | 54 | *藤岡康太 |
7 | 14 | ココロノアイ | 牝3 | 54 | 横山典弘 |
8 | 15 | レッツゴードンキ | 牝3 | 54 | *岩田康誠 |
8 | 16 | ウインアキレア | 牝3 | 54 | *バルジュ |
8 | 17 | ブチコ | 牝3 | 54 | *武豊 |
レッツゴードンキは8枠15番、ココロノアイは7枠14番、クルミナルは2枠3番に入った。では、どの枠順に入った馬が強調できるのか、見ていこう。
チューリップ賞│過去8回枠順別成績
枠番 | 着別度数 | 勝率 | 複勝率 | 単回値 | 複回値 |
---|---|---|---|---|---|
1枠 | 0- 1- 2- 8/11 | 0.0% | 27.3% | 0 | 98 |
2枠 | 0- 0- 1-11/12 | 0.0% | 8.3% | 0 | 46 |
3枠 | 1- 0- 0-12/13 | 7.7% | 7.7% | 8 | 8 |
4枠 | 2- 1- 2-10/15 | 13.3% | 33.3% | 50 | 66 |
5枠 | 1- 1- 1-13/16 | 6.3% | 18.8% | 86 | 90 |
6枠 | 3- 0- 0-13/16 | 18.8% | 18.8% | 259 | 60 |
7枠 | 1- 2- 0-13/16 | 6.3% | 18.8% | 232 | 76 |
8枠 | 0- 3- 2-11/16 | 0.0% | 31.3% | 0 | 58 |
集計期間:2007. 3. 3 ~ 2014. 3. 8
阪神芝外回り1600mは枠順の有利不利がないフラットなコースと言われている。
実際、朝日杯フューチュリティステークスは「中山芝1600mの枠順による有利不利が大きすぎる」という理由で阪神に移った。
しかし、実は阪神芝外回り1600mは、中山のマイル以上に枠順の傾向が顕著に出ている。
上記を見れば、それは明らかだろう。
開幕2週目に行われるが、内枠の馬の好走率は低調。反対に外枠は総じて成績がいい。
「内枠が人気薄ばっかりだったんじゃ?」と思うかもしれない。しかし、上位人気を見ても、明らかに内枠の馬は苦戦している。
1〜3枠(1−1−1−8)
※5番人気以内
凡走した馬の中には後の牝馬3冠馬ジェンティルドンナも含まれている。
なお、先週のアーリントンカップの際には以下のように書いた。
開幕週のため、基本的には内がいい。ただ、阪神芝1600mは意外と外枠が有利なコースだ。
8枠から勝ち馬が4頭出ているように、外枠が極端に不利になるということはない。
枠順というより、前へいけるかどうかが重要になってきそうだ。
実際、アーリントンカップでは6枠のヤングマンパワーが1着、ピンク帽のマテンロウハピネスが3着に入り、1枠1番だった1番人気のナヴィオンは4着に沈んだ。
まとめると、チューリップ賞は内枠が不利。穴馬は外枠から選んだほうが懸命だろう。
なお、希望通りの枠を引いたのはこの馬だ。
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この馬はスタートに不安がある。よって、馬のタイプ的にも内枠は避けたかった。今回、外目の枠には入れたことは大きい。
距離が短い感は否めないが、能力はあるし、キャリアを重ねて徐々に才能を発揮してきている。有力馬が内枠に入ったこともあり、この馬にも十分にチャンスがあるだろう。