今回は中山記念が道悪で行われた時、どのように対処したらいいかについて検証していこう。

本日、関東地方は雨模様。私は東京在住だが、かなりがっつり降っている。明日、明後日は晴れるようだが、日曜日は降水確率90%と、ほぼ間違いなく降るようだ。

そうなると、道悪になる可能性がある。そうなった時に浮上してくる馬、割引くべき馬を考えていこう。

道悪の特注血統

中山記念が道悪になったケースは過去10年で3回ある。その際に好走した馬の血統を見てみよう。

馬名 種牡馬 母父馬
フェデラリスト 3 Empire Maker サンデーサイレンス
シルポート 7 ホワイトマズル サンデーサイレンス
リアルインパクト 4 ディープインパクト Meadowlake
トーセンクラウン 13 オペラハウス ダンシングブレーヴ
テイエムアンコール 12 オペラハウス ブライアンズタイム
ショウワモダン 5 エアジハード トニービン
バランスオブゲーム 6 フサイチコンコルド アレミロード
ダイワメジャー 1 サンデーサイレンス ノーザンテースト
エアメサイア 4 サンデーサイレンス ノーザンテースト

集計期間:2006. 2.26 ~ 2012. 2.26

注目したいのはノーザンダンサーの血を色濃く持つ馬が穴を開けている点だろう。

父ホワイトマズルのシルポート、父オペラハウスのトーセンクラウンとテイエムアンコール、そして父フサイチコンコルドのバランスオブゲームが6番人気以下ながら連対している。

馬場が荒れるのだから、当然のことながらスタミナのあるノーザンダンサー系の血が強調できるのだ。

他の馬たちを見てもスタミナのある馬だったことが分かる。

リアルインパクトは母父が底力を誇るセントサイモンの系統、ショウワモダンは母父トニービン(凱旋門賞馬)、ダイワメジャーとエアメサイアは母父ノーザンテーストだった。

なお、中山記念以外の重賞でも道悪になった際にはスタミナ血統が台頭している。

例えば2012年のオールカマーはユニバーサルバンクが穴を開けた。ユニバーサルバンクは英ダービー馬のドクターデヴィアスを母父に持ち、好走血統に合致していた。

さらに同年の日経賞では、12番人気のネコパンチが大穴を開けた。同馬は母父が凱旋門賞馬で“道悪の鬼”として知られるダンシングブレーヴだった。

まとめると、中山の芝中距離重賞が道悪になった時は、兎にも角にもスタミナ血統を買うべき

そうなると、スタミナの裏付けがない血統をしているこの馬を軸馬にするのは、危険と言わざるを得ない。特に1着固定というのは、ハイリスクローリターンだ。長期的な目線で競馬に勝っていきたいなら、決して買ってはいけない馬券といえる。

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