今回は中山記念の検証を行っていこう。

イスラボニータ、ヌーヴォレコルト、そしてステファノスにロゴタイプといった、今年のGI戦線で活躍していくであろう有力馬が揃った。

的中のために、どんな点に注目していけばいいのか? まずは中山記念の概要から見ていこう。

特殊なコース構造

中山記念は中山芝1800mで行われる。まずポイントとして挙げたいのは、中山芝1800mは得意・不得意がはっきりしやすいコースという点だ。

例えば東京の芝マイルや1800mは……

・コーナー2回
・長い直線
・軽い芝

というように、紛れが生じにくい条件で行われるため、フラットな力比べになりやすい。

一方、中山芝1800mは……

・コーナー4回
・短い直線
・重たい芝

という特徴のある環境で行われる。コーナーが多くて直線が短い場合……

・位置取りを悪くしないための先行力
→直線が短いため、ポジションが後ろになると巻き返せない

・内をうまく立ち回れる器用さ
→コーナーが多いため、外を回ると距離をロスして不利になる

この2つの能力が求められる。こういった特殊な能力を求められるため、得意・不得意の差が激しく出るというわけだ。

よって、上記2つの能力を持つ馬は警戒する必要がある。

では、この2つの能力を持っているかどうか、どのように判断すればいいのだろうか?

単純な話で、過去に中山芝中距離で好走した実績があるかどうかを見ればいい。特に1800mや2200m、2500mといった非根幹距離のレース、もしくはGIで実績がある馬は強調できる。

歴代好走馬を見ると、いわゆる“リピーター”が多くいたことが分かる。

2014年
3着 ロゴタイプ
皐月賞、スプリングS 1着

4着 マイネルラクリマ ※11番人気
ラジオNIKKEI賞 2着

2013年
1着 ナカヤマナイト
オールカマー 1着
アメリカジョッキークラブカップ 2着

2着 ダイワファルコン
オールカマー 2着

3着 シルポート
前年中山記念 2着

2012年
1着 フェデラリスト
中山金杯 1着(※中山2戦2勝)

3着 リアルインパクト
朝日杯フューチュリティステークス 2着

過去3年だけ見てみたが、半数以上の馬が中山実績を持っていた。

このように、まずは「機動力と器用さ」を持っている馬にスポットを当ててみるべきだろう。

今年のメンバーで見ると、最も中山適性がある馬はこの馬だ。

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