今回は通常の考察とは少し違うアプローチで京都記念を見ていきたい。

今朝、期待値に関する記事を書いた。

プラス収支を達成するための唯一無二の方法

それに関連したコラムのような考察だ。テーマはズバリ……

ハープスターとキズナを軸にすべきでない理由

なぜ、明らかに力が上な2頭を軸にするべきではないのか?

リスクが高い後方一気の人気馬

競馬の基本的な概念の話をしよう。安定した収支を得続けたいのなら、一つ絶対に守った方がいい鉄則がある。それが……

先行馬を狙うこと

馬場によって多少の違いは出るにせよ、基本的に好位につけられて上がりをまとめられる先行馬を狙い続けるのが間違いなく得策と言える。

先行馬を狙うのがいい理由は主に2つ。

・展開に恵まれる可能性が高いこと
・ライバルの“失敗待ち”ができること

まず現代競馬はスローペースのオンパレードだ。ある程度前につけていればスローペースに対応できる。超スローペースになれば、思わぬ配当を期待できることも多い(オルフェーヴルが負けた天皇賞春におけるビートブラックのように)。

さらになんとなく前に行って競馬をしていたら、人気の差し馬が自滅して差し損ねる、というケースは多々見られる。漁夫の利的な形で馬券に食い込める可能性があるため、先行馬は圧倒的に有利なのだ。

一方、差し馬はリスクが高い

前述のとおり、スローペースが多い現代競馬では差し馬が差し損ねるケースが多々見られる。

さらにもうひとつ、差し馬を狙いたくない明確な理由がある。それは……

人気になりやすい

これに尽きる。

差し馬はとにかく華やかだ。直線で鮮やかに他馬を抜き去る姿は人々を魅了する。単純に強く映るし、印象に残る。

「あの馬を応援したい」といったファン心理と、「あの馬は強いから買わなければ」という馬券心理が重なり、過剰人気を生み出すのである。

差し馬を買うというのは、慢性的に過剰人気馬を勝っているのと同じこと。あまり好ましいことではない。

特にキズナやハープスターはスターホースだ。確実に人気になる。

今回は2頭に合った条件だし、勝ち負けになるだろうが、長い目で見た場合、この2頭を軸馬にするというのはあまり得策ではないわけだ。

ちなみに京都記念においても後方待機組は強調できない。過去10年で(1−1−2−21)と、複勝率はわずか16%、複勝回収値もわずか50だ。

ということで私は京都記念でキズナやハープスターを本命にすることはないだろう。馬券を買う際に対抗、3番手当たりの評価はすると思うが、この2頭の安い馬連を買う気も当てる気もさらさらない。それは長い目で見ればプラスに働くことなのだから。

では、どの馬に注目すべきなのか? 脚質的に面白いのはこの馬だろう。

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