今回はきさらぎ賞の出走予定・登録馬を見ていこう。

ここからクラシックへ続くトライアルが本格的に始まっていく。今年はどのようなメンバーが集ったのだろうか?

まずは出走馬を確認していこう。

きさらぎ賞とは?

きさらぎ賞は京都芝外回り1800mで行われる3歳限定のGIIIだ。

この時期からクラシックを目指す馬たちが始動していく。きさらぎ賞は瞬発力が求められる京都外回りの中距離で行われるため、上位馬は皐月賞よりダービーで期待が持てる

ここ最近は出走メンバーが集まっていないため、あまりクラシックに繋がっていない。しかし、一昔前はきさらぎ賞好走→皐月賞凡走→ダービー好走という流れがあった。

アサクサキングス(ダービー2着)、スマイルジャック(ダービー2着)、リーチザクラウン(ダービー2着)などが典型的な例だ。

つまり、「未来のダービー好走馬を見つけられるかもしれないレース」という一面を持っている。そういう観点からも注目していきたい。

きさらぎ賞の出走メンバーと見どころ

2015年 2月 8日(日) 2回京都4日目 9頭 [仮想出馬表]
【11R】  第55回きさらぎ賞
3歳・オープン・G3(別定)(国際)(特指) 芝1800m・外 (B)

馬名 性齢 斤量
アッシュゴールド 牡3 56 ステイゴールド
エメラルヒマワリ 牝3 54 マイネルラヴ
グリュイエール 牡3 56 ディープインパクト
ダノンリバティ 牡3 56 キングカメハメハ
ネオスターダム 牡3 56 ネオユニヴァース
ポルトドートウィユ 牡3 56 ディープインパクト
ムーンクレスト 牡3 56 アドマイヤムーン
ルージュバック 牝3 54 マンハッタンカフェ
レガッタ 牡3 56 ディープインパクト

勢力図を予想

今年も少頭数となった。登録段階で9頭というのはやや物足りないところ。

中心になるのはなんといってもポルトドートフィユだろう。今年のクラシック番付で「横綱」と評価した素質馬だ。

日本ダービー2015予想│JRAクラシック番付!出走予定馬は?

母ポルトフィーノ、母母エアグルーヴという超良血であり、母父クロフネでディープインパクトの成功配合に合致。キャリア4走すべてで上がり1位を記録するなど、才能の片鱗を見せている。クラシックを目指す上では負けられない1戦だけに、注目したい。

相手筆頭はオルフェーヴルの弟、アッシュゴールド。朝日杯フューチュリティステークスでは人気を裏切ったが、素質馬であることは間違いない。ここで巻き返したいところだ。

さらに百日草特別を快勝したルージュバックも見逃せない。百日草特別では後に京成杯を制すベルーフを0.4秒ちぎるレコードで快勝した。能力の高さに疑いの余地はない。

この3強が中心になることは間違いないだろう。

なお、この3頭の中で最も評価したいのはこの馬だ。

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