今回はローズステークスの好走血統に関して書いていこう。

過去の好走馬の血統を振り返り、共通点を探していきたい。

ローズステークス、過去5年好走馬血統

ローズS2

歴代穴馬の共通点

重馬場だった昨年は例外として、良馬場で行われた過去4回のうち、5番人気以下ながら好走したのは6頭。

この穴馬たちに共通したのが

凱旋門賞血統(※凱旋門賞に代表される欧州中距離血統)

である。

昨日の検証で「本格派血統がそのまま走るのが阪神芝1800mの特徴」と書いた。そしてサドラーズウェルズが走る舞台だとも。

本格派の血統馬というのは、GIで勝つためのスタミナの血を保持しているケースがほとんど。そういうタイプの馬が走る舞台ということだ。

歴代の穴馬を見ていくことにしよう。

2012年
2着 マイネイサベル(10番人気)
父テレグノシス
→その父トニービンは凱旋門賞馬
母母父マルゼンスキー
→その父ニジンスキーは英三冠馬

3着 キョウワジャンヌ(7番人気)
父ハーツクライ
→キングジョージ3着。その母父トニービンは凱旋門賞馬
母母父ニジンスキー

2011年
2着 ワイルドラズベリー(6番人気)
父ファルブラヴ
→ミラノ大賞典など欧州中距離GI6勝
母母父ボールドスキ
→その父ニジンスキー

3着 エーシンリターンズ(5番人気)
母父キャロルハウス
→凱旋門賞馬

2010年
3着 クーデグレイス(10番人気)
父ホワイトマズル
→凱旋門賞2着
母父トニービン

ご覧のとおり、6頭の穴馬のうち、5頭が色濃く欧州中長距離GIに関連性の深い血を持っていた。

今年もこの血に注目していくべきだろう。

例えばこの傾向に完全に当てはまっているのがこの馬だ。

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父は種牡馬として凱旋門賞で実績があり、母系にはスタミナの血が豊富。前走が案外で半信半疑な部分はあるが、傾向的には当てはまっている。