今回は京成杯オータムハンデの血統検証を行っていく。

まずは新潟芝1600Mにおける、出走馬の父の成績から見ていこう。

京成杯AH1

※精度を高めるために、独自の方法で集計しています

キングカメハメハやディープインパクトといった種牡馬が好成績を残している。彼らが強調できる種牡馬であることは間違いない。

しかし、複勝率と複勝回収値を見てもらうと、彼らより注目すべき種牡馬が見えてくる

特注種牡馬 ノーザンダンサー系

キングヘイローが複勝率40%近く、複勝回収値で141をたたき出しているコースというのは他にほとんどない。

勝ちきれてこそないが、勝ち馬2頭のうち1頭は11番人気。複勝回収値の高さを見ても、いかに多くの穴馬が激走しているかが伺える

当然、“一発屋”がいただけでなく、毎年コンスタントに好成績を残している。

◆キングヘイロー産駒成績
集計期間:2009. 5. 9 ~ 2014. 8.17
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年・年月 着別度数 勝率 複勝率 単回値 複回値
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2014年 0- 0- 0- 1/ 1 0.0% 0.0% 0 0
2013年 0- 2- 2- 4/ 8 0.0% 50.0% 0 173
2012年 0- 3- 0- 6/ 9 0.0% 33.3% 0 90
2011年 0- 1- 1- 6/ 8 0.0% 25.0% 0 128
2010年 0- 3- 1- 6/10 0.0% 40.0% 0 112
2009年 2- 0- 0- 1/ 3 66.7% 66.7% 1146 383
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※独自の方法で集計しています

ご覧のとおり、過去5年すべてで複勝回収値90超。うち4年は100超と、適性の高さを示している。

キングヘイローが強調できる種牡馬であることは間違いなさそうだ。

余談だが範囲を広げて考えていくと、父ノーザンダンサー系自体が強調できることが分かる。

例えば今回の出走馬の父に限らない過去5年の種牡馬成績を見ていくと……

京成杯AH2

※独自の方法で集計しています

背景が茶色くなったのが父ノーザンダンサー系の種牡馬である。トップ10のうち、なんと5頭が父ノーザンダンサー系だった。

(特に芝では)サンデーサイレンス系の種牡馬たちが牛耳る昨今、父ノーザンダンサー系の種牡馬がここまで結果を残しているコースは他にない。

ということで、新潟マイルでは父ノーザンダンサー系の馬に注意が必要だ。当然、この馬は警戒しておく必要がある。

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前走は同じコースを使って惨敗している。しかし、馬場がかなり傷んできた今なら十分巻き返しのチャンスはあるはず。人気落ちもするだろうし、狙い目の1頭と言ってもいいだろう。