全頭診断その2

今週は京成杯オータムハンデの徹底検証を行っている。今回は恒例の“全頭診断”を行う。

「血統」に加えて「ラップ検証」、「枠順の明暗」といった様々なデータを用いて検証を行ってきた中で、各馬の「総評」をお届けする。今回は第2弾。なお、

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週末の予想に直結する可能性が高く、内容は必見。メンバーを1頭ずつ切っていこう。

京成杯オータムハンデ全頭診断その2

※枠順、馬名(血統評価A〜E)の順
※血統評価はあくまでも血統のみ見た評価であり、出走馬自体の評価ではありません
※特別な注釈がない限り、データは過去1年のもの
※ブログ用に一部修正している箇所があります。ご了承ください

3−6 ブレイズアトレイル
レース特注血統→?
コース注目血統→?
中距離実績→?
枠順→?

※項目別に◯△×で出走馬を査定。以下の馬たちはメルマガで!

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4−7 ミトラ(C)
父シンボリクリスエス、母父サンデーサイレンスという血統。

母母父にノーザンテーストを持っていて、特注血統に合致。それだけで一定の評価を与えていい。

もっとも、シンボリクリスエス産駒というのはネックだ。(詳細はサトノギャラントの欄で)

関屋記念の検証で「ニューイヤーS(OP)1着→阪急杯14着→パラダイスS(OP)1着という流れで臨む関屋記念は、まさに“シンボリクリスエス産駒のコケ時”といえる」と書いた。結果は5番人気に支持されながら10着。今回は悪い流れでない分だけマシだが、信頼性は高くない。

同じシンボリクリスエス産駒でもこちらのほうが血統的にも人気的にも妙味がありそうだが、どちらにしても重い印を打つまでには至らない。

4−8 アーデント(C)
父ディープインパクト、母父Kaldounという血統。

ディープインパクトは前述のとおり。Kaldounは欧州の短距離〜マイル路線で活躍した馬だ。中長距離で活躍した馬やノーザンダンサー系が強調できる当レースではあまり強調できない。

2走前に同条件のOP戦で走っているが、好枠からスタートしたものの、5着止まり。前走のエプソムカップを見ても、重賞レベルでは物足りない。

血統的に向いているならまだしも、合っていないため、ここは見送りが妥当だろう。

5−9 タガノブルグ(D)
父ヨハネスブルグ、母父スペシャルウィークという血統。

この馬も関屋記念の検証から引用して説明するのが分かりやすい。

ヨハネスブルグは基本的に短距離種牡馬で、上位条件で距離が長くなると期待値が落ちる。

例えば500万条件以上における距離別の成績を見てみよう。

◆ヨハネスブルグ産駒成績
集計期間:2013. 8.10 ~ 2014. 8. 3
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距離 着別度数 勝率 複勝率 単回値 複回値
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1200m 4- 2- 5-25/36 11.1% 30.6% 42 67
1400m 2- 1- 2-31/36 5.6% 13.9% 49 28
1600m 1- 1- 0-13/15 6.7% 13.3% 29 139
1800m 0- 0- 0- 4/ 4 0.0% 0.0% 0 0
2000m 0- 0- 0- 1/ 1 0.0% 0.0% 0 0
———————————————————

ご覧のとおり、1200Mが最も良く、好走率は距離が伸びるにしたがって落ちている。

サンプル数が少ないため何とも言えないが、中距離への適性は低いと言わざるをえない。となると、スタミナの問われるマイル戦である関屋記念に適した種牡馬とはいえない。

無印とした関屋記念では、7番人気に支持されながら15着と大敗している。

一叩きしてどう変わるか、というのが焦点だろうが、血統的にここまで強調できない馬を馬券に加えることに積極的にはなれない

5−10 シャイニープリンス
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ということで、この中で「面白そうな穴馬」はこの馬!

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