前回の関屋記念の検証ではラップを紐解くことでレースの本質を見出した。
関屋記念でどんな要素が重要なのか、どんな能力が求められるのか、わかったと思う。
今回は血統面に踏み込み、激走馬を導き出していこう。
躍動するダンジグの血
関屋記念と言えば、この種牡馬の名前を挙げずにはいられない。その種牡馬の名は……
ダンジグ
前回の関屋記念の検証で、攻略のポイントは「ラスト1ハロンでいかにバテないか」、「いかに直線で我慢できるか」と書いた。
ダンジグはこのポイントをクリアすることができる。
持続力血統のダンジグは、瞬発力ではサンデーサイレンス系に劣る。しかし、長く良い脚を使う、という点ではサンデー系に勝るとも劣らない。
直線が長く、持続的な末脚を使うことが要求される関屋記念にはピッタリの血統というわけだ。
加えて、ダンジグは「夏季特注血統」でもある。季節適性が高く、この時期に穴を連発する傾向にあるのだ。
実際、歴代の関屋記念の好走馬を見てみると、ダンジグの血を持った大穴が何頭も来ている。
2012年
1着 ドナウブルー(1番人気)
母父Bertolini(ダンジグ系)
2011年
1着 レインボーペガサス(4番人気)
母父デインヒル(ダンジグ系)
2009年
3着 マイネルスケルツィ(13番人気)
父母父ダンジグ
2008年
3着 タマモサポート(8番人気)
母母父グリーンデザート(ダンジグ系)
2007年
2着 シンボリグラン(3番人気)
父グランドロッジ(ダンジグ系)
ご覧のとおり、毎年のようにダンジグの血を持った馬が好走している。さらに遡れば2004年に10番人気のロードフラッグ(父デインヒル。2着)なども穴を開けている。
明らかに関屋記念に合った血統というわけだ。
今年、ダンジグの血を持つ出走馬は少ないし、ほとんどが超人気薄ばかりだが、侮ってかかってはいけない。
さて、関屋記念には他にも注意すべき血統が存在する。例えばダンジグに勝るとも劣らない“特注血統”を持っている馬を1頭紹介しておこう。
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