全頭診断その2
今週は関屋記念の徹底検証を行っている。今回は恒例の“全頭診断”を行う。
「特注血統」に加えて「必殺ファクター」や「枠順の明暗」といった様々なデータを用いて検証を行ってきた中で、各馬の「総評」をお届けする。今回は第2弾。なお、
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週末の予想に直結する可能性が高く、内容は必見。メンバーを1頭ずつ切っていこう。
関屋記念全頭診断その2
※枠順、馬名(血統評価A〜E)の順
※血統評価はあくまでも血統のみ見た評価であり、出走馬自体の評価ではありません
※特別な注釈がない限り、データは過去1年のもの
※ブログ用に一部修正している箇所があります。ご了承ください
5−9 タガノブルグ(C)
父ヨハネスブルグ、母父スペシャルウィークという血統。
ヨハネスブルグは基本的に短距離種牡馬で、上位条件で距離が長くなると期待値が落ちる。
例えば500万条件以上における距離別の成績を見てみよう。
◆ヨハネスブルグ産駒成績
集計期間:2013. 8.10 ~ 2014. 8. 3
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距離 着別度数 勝率 複勝率 単回値 複回値
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1200m 4- 2- 5-25/36 11.1% 30.6% 42 67
1400m 2- 1- 2-31/36 5.6% 13.9% 49 28
1600m 1- 1- 0-13/15 6.7% 13.3% 29 139
1800m 0- 0- 0- 4/ 4 0.0% 0.0% 0 0
2000m 0- 0- 0- 1/ 1 0.0% 0.0% 0 0
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ご覧のとおり、1200Mが最も良く、好走率は距離が伸びるにしたがって落ちている。
サンプル数が少ないため何とも言えないが、中距離への適性は低いと言わざるをえない。となると、スタミナの問われるマイル戦である関屋記念に適した種牡馬とはいえない。
NHKマイルは血統的に悪くなかったし、東京で買える三浦騎手の手綱さばきも大きかった。そういう意味では今回、条件は悪化している。
希望を見出すとすれば母父スペシャルウィークがスタミナを供給してくれる母父だというところくらいか。
とはいえ、人気薄で激走して人気になった次走で買うというのは危ないパターンだし、強調材料は多くないのだから、ヒモで拾うかどうか、くらいの評価に止めておきたい。
5−10 ショウナンアチーヴ
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6−11 マジェスティハーツ
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6−12 ミトラ(C)
父シンボリクリスエス、母父サンデーサイレンスという血統。
血統的には面白い。母母父ノーザンテーストということで特注血統の血を色濃く持ち、ロベルトの血も流れている。まずまず高い評価を与えてよさそうだ。
もっとも、シンボリクリスエス産駒というのはネックと言わざるをえない。
ニューイヤーS(OP)1着→阪急杯14着→パラダイスS(OP)1着という流れで臨む関屋記念は、まさに“シンボリクリスエス産駒のコケ時”といえる。(詳細はサトノギャラントの欄で)
前に行ってしぶとい脚を使えるタイプ、という意味では好走パターンに合致するため、一考の余地はあるものの、軸どうこうというレベルの話ではない。後は人気を加味して、判断したいと思う。
7−13 クラレント
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7−14 シャイニープリンス
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8−15 エキストラエンド(C)
父ディープインパクト、母父Garde Royaleという血統。
ディープインパクト産駒に関しては前述の通り。ただローエングリンの半弟ということでスタミナ面は問題ないし、母系に流れているセントサイモンの血は季節を考えても強調できる要素だ。
前走の安田記念は馬場と騎乗に泣いたが、道悪が極端に苦手な馬だとは思わない。このメンバーなら普通に好走してもおかしくなさそう。
中距離実績があり、別定戦ファクターをクリア。馬券に加えておいた方がいい馬だろう。
あとは横山典弘騎手の気分次第、といったところか。
8−16 レオアクティブ(C)
父アドマイヤムーン、母父オペラハウスという血統。
配合的にはいかにも中距離で走りそうな馬。そういう血統だから、昨年3着にこられたのだろう。もっとも、タイプ的には1400M以下がベスト。昨年は展開がハマったし、実力的にも上位だったため好走できたが、メンバーが揃った今年はどうか、懐疑的だ。
ただ、今回は全く人気がないはず。昨年のようにハマらないとも限らないし、母父オペラハウスという点を見ても、道悪で躍動する可能性は否定できない。
枠順にも恵まれた。末脚は相変わらず健在で、一発の怖さはある。勝ち負け云々の馬だとは思わないし、ハマっても3着というタイプだと思うが、人気次第では抑えたい馬だ。
8−17 シルクアーネスト
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ということで、この中で「面白そうな穴馬」はこの馬!
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