前回の関屋記念の検証では、好走馬のあぶり出し方法について解説した。
別定で行われるレースにおいて何が強調できて何が強調できないのか、しっかりとわかったと思う。
今回は関屋記念で強調できる実績に関して見ていきたい。
中距離馬の台頭
ローテーションの検証の際に「距離短縮馬の期待値が高い」と書いた。
関屋記念ではスタミナが極めて重要なため、前走長い距離を使った馬のほうが良い傾向にあるのだ。
また、前走がマイルだったとしても、中距離で走れるくらいのスタミナがある馬なら、好走できる可能性を大いにある。
つまり、中距離で実績を残してきた馬には注意が必要ということだ。具体的に言うと……
・1800M以上の重賞で好走歴あり
・マイルGIで馬券圏内
やはり1800M以上の重賞で好走できるくらいスタミナがあったほうがいい。
あるいは厳しい流れになりやすいマイルGIで好走できるくらい抜けた力があれば、馬券に絡むことも可能になる。
実際に歴代好走馬を見てみると多くの馬が中距離実績orマイルGI実績を持っていた。
2013年
1着 レッドスパーダ
スプリングS2着
2着 ジャスタウェイ
毎日王冠2着
中山金杯3着
※後に天皇賞秋、ドバイデューティーフリー、安田記念を制覇
3着 レオアクティブ
朝日杯FS3着
2012年
1着 ドナウブルー
ヴィクトリアマイル2着
2着 エーシンリターンズ
桜花賞3着
ローズS3着
3着 スピリタス
近2走、芝1800MのOPで2着
2011年
1着 レインボーペガサス
きさらぎ賞1着
目黒記念4着
2010年
1着 レッツゴーキリシマ
朝日杯FS2着
きさらぎ賞4着
カシオペアS1着
2着 セイクリッドバレー
セントライト記念2着
新潟記念2着
2009年
1着 スマイルジャック
ダービー2着
スプリングS1着
2着 ヒカルオオゾラ
エプソムカップ2着(2年連続)
いかがだろうか? 好走馬の多くが中距離実績、もしくはマイルGIで実績を持っていた。やはり軸にはこういうタイプの馬が適切ということだ。
今回の有力馬の中で中距離実績がない馬といえばこの馬。
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そういう意味ではこの馬が「危険な人気馬」の候補といえるかもしれない。