今週は波乱必至!?
先週のクラシック前哨戦ではハープスターとトゥザワールドという大本命馬が勝った。
両馬ともに、今年リーディングを突っ走る川田騎手に導かれて単勝1倍台の人気に応えてみせた。
穴党としては残念な結果だったが、一競馬ファンとしては楽しみが広がった。
今週は桜花賞トライアルのフィリーズレビューが行われる。このレースは先週よりも明らかに穴を狙う価値がある。しっかりと検証して、穴馬を探っていこう。
フィリーズレビューの舞台設定
フィリーズレビューは1回阪神開催6日目に、芝内回りの1400Mで行われる。
伝統の桜花賞トライアルということで、上位3頭には優先出走権が与えられる。
フィリーズレビューというレースを考えていく上で重要なのは「桜花賞トライアル」というフレーズを頭から消し去ることだ。
同じ阪神で行われるフィリーズレビューと桜花賞だが、芝内回りの1400Mと、芝外回りの1600Mでは求められる適正が全く異なる。
だから「フィリーズレビューは桜花賞に全く直結しない」。
これは過去の歴史を見ても明らかだ。
例えば、過去の歴代勝ち馬がどういった産駒の馬だったのか、見てみよう。
2013年
1着 メイショウマンボ
父スズカマンボ
2012年
1着 アイムユアーズ
父ファルブラヴ
2011年
1着 フレンチカクタス
父タイキシャトル
2010年
1着 サウンドバリアー
父アグネスデジタル
2009年
1着 ワンカラット
父ファルブラヴ
いかがだろうか? ディープインパクトを筆頭とするメジャーなサンデー系の種牡馬が1頭も出てこない。
唯一、サンデー系で勝っているのは昨年のメイショウマンボのみ。そのメイショウマンボにしても桜花賞では惨敗を喫している。スズカマンボ産駒は芝よりもダートで好成績を残す傾向にあることを考えても、フィリーズレビューの血統傾向がかなり特殊なこと(=桜花賞とはつながらないこと)が分かる。
さらに、桜花賞におけるフィリーズレビュー組の成績を見てみると、とても“桜花賞トライアル”とはいえない事実が浮き彫りになる。
桜花賞における前走フィリーズレビュー組
(2−0−2−52)
勝率4%
複勝率7%
単勝回収値85
複勝回収値36
いかがだろうか? もう説明しなくてもいかに悪い成績か、お分かりいただけるだろう。
だから桜花賞で人気になりそうな血統の馬はバッサリと切って、1400Mが得意で桜花賞で走らなそうな馬を買う。それがフィリーズレビューの基本なのだ。
フィリーズレビューと桜花賞は直結しない。今一度、これを頭に入れておきたい。
さて、となると、桜花賞では走らないが阪神芝1400Mへの適性は高そうなこの馬は、しっかりと抑えておくべきだろう。
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