やっぱり重賞を当てるとそれなりに反響があるものですね。自分では(特に新潟記念は)あまりいい予想ではなかったと感じているのですが、質問があることはありがたいことですので、回顧していきたいと思います。

といっても、血統を重視して予想する人間なら◎ファントムライトは難しくなかったんじゃないかな、と。

一昔前は「道悪といえばオペラハウス産駒」というのが“通説”でした。今回はその“通説”をベタに実行しただけなんです。

オペラハウス産駒に関して、僕が独自に作っている種牡馬辞典でも同じような評価をしています。同辞典ではオペラハウス産駒の良馬場における能力を「D」としています。A〜Eまであって「D」ですから、そこまで高くないんですね。

しかし、稍重以上になると「A+」。「A」は全体の複勝率が40%以上を示しています。「+」というのは、回収値が通常の基準より高いということ。つまり、「A+」というのは最高の評価なんです。おそらくJRAの種牡馬の中で最も道悪でパフォーマンスを上げるのがオペラハウス産駒なので、昨日の馬場状態ならやってくれる可能性は十分にあると評価しました。

また、ファントムライトは母系が素晴らしかったんですよ。なんといっても母母がダイナカール。ダイナカール一族といえば日本を代表する名牝系ですから、重賞でも見劣りしないスケール感がありました。むしろパフォーマンスを上げてくるのではないかと思ったんですが、しっかりと期待に応えてくれましたね。

・父が道悪の鬼
・母系が重賞で通用する抜群のスケール感

血統的な理由としてはこれだけあれば十分ではないでしょうか? あとは人気と枠順を加味して、といったところですね。

札幌2歳Sの◎クロコスミアに関してはもっと分かりやすい狙い目だったと思います。

“ステイゴールド産駒の狙い目”に忠実に走ってくれましたからね。

例えば今回のクロコスミアのシチュエーションを、ステイゴールド産駒のシチュエーション別期待値に当てはめてみましょう。(好走率高A〜E低/「+」=期待値高、「−」=期待値低)

ステイゴールド

3枠4番=内枠=B+
馬体重406=D+
昇級戦(相手強化)=C+
前走同コース=B+
荒れ馬場=B+

ご覧のように、「+」(=期待値が高い項目)のオンパレードだったわけですね。しかも予想のときに書いたように、前走は不利がありましたから、今回は巻き返してくる可能性が高かったんです。

さらにステイゴールド産駒の2歳牝馬といえば近年の“トレンド”ですし、同馬の産駒は今開催の札幌で抜群の成績を残していましたから。ここは自信の本命でしたね。(まぁ相手が人気サイドだったので、結果は微妙でしたが。。)

とまぁ、両種牡馬の特徴がわかっていれば、どちらも「無難な本命」だったわけです。

これからも各種牡馬の特徴については随時書いていきたいと思いますので、ぜひチェックしてくださいね!

というか、もう種牡馬辞典配布しちゃったほうがいいのかな〜、なんて思ってたりもします。秋競馬ですしね。ちょっと考えてるので、2、3日中に報告したいと思いまーす!

さて、今週はセントウルステークスと京成杯オータムハンデキャップの2本立て。それぞれ、今の時点でパッと見、買いたい馬は以下になります。

その馬の名(セントウルS→A/京成杯AH→B)は↓↓(ランキング内で『アルファベット→馬名』の順で記載)

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セントウルS→休み明けがどうかですが、血統的には合うので。前走は距離が長かったですし、まぁ人気もないでしょうから穴馬の1頭と考えたいですね。

京成杯AH→おそらく小回りのこのくらいの距離がベスト。前走は条件が全く合わなかったですから、巻き返しに期待ですね。