今週は天皇賞秋に加え、京都でスワンステークスが行われる。
実は天皇賞秋以上に馬券的に面白いのが、このレースなのだ。昨年は3連単42万馬券、一昨年も3連単12万馬券と、高額配当が連発している。
そんなスワンSでどんな馬を狙っていけばいいのだろうか?
スワンS過去5年好走馬血統
結論から言えば、スワンSはスタミナが求められる傾向にある。
だから、以下の血を持っていないと好走するのは難しい。
・父が2000m以上の芝GI馬
・欧州の芝中長距離血統
実際に歴代の好走馬を見てみよう。
2013年
1着 コパノリチャード(8番人気)
父ダイワメジャー
→天皇賞秋、皐月賞馬
母父トニービン
→凱旋門賞馬
2着 ダイワマッジョーレ(4番人気)
父ダイワメジャー
母父ローソサエティ
→愛ダービー馬
3着 サダムパテック(10番人気)
母父エリシオ
→凱旋門賞馬
※自身が皐月賞2着の経験あり
2012年
1着 グランプリボス(3番人気)
※該当なし。後ほど説明
2着 テイエムオオタカ(6番人気)
父ホワイトマズル
→凱旋門賞、キングジョージ2着
3着 アドマイヤセプター(7番人気)
父キングカメハメハ
→ダービー馬
2010年
1着 リディル(1番人気)
父アグネスタキオン
→皐月賞馬
母父ダンシングブレーヴ
→凱旋門賞馬
2着 ジョーカプチーノ(3番人気)
父マンハッタンカフェ
→菊花賞、天皇賞春馬
母父フサイチコンコルド
→ダービー馬。その父カーリアンは凱旋門賞馬マリエンバードらを輩出
3着 オセアニアボス(10番人気)
父レッドランサム
→ミラノ大賞典(伊GI芝2400m)を制したエレクトロキューショニストらを輩出
ご覧のとおり、中長距離に実績がある種牡馬の血が目立つ。
反対に短距離馬の血はほとんど出てこない。
例えば興味深いデータがある。日本を代表するスプリンターといえばサクラバクシンオーだが、同産駒は過去10年で17頭が出走しているにもかかわらず、その成績は(1−0−0−16)と散々。唯一好走したのはグランプリボスのみだった。
しかもグランプリボスはサクラバクシンオー×サンデーサイレンスという配合。この配合は距離の融通が効く。サクラバクシンオー産駒で唯一、2000m以上の芝のオープン戦を勝っているレインスティックはまさにこの配合馬だ。
グランプリボスにしても、サクラバクシンオー産駒として初めてマイルGIを制している。(しかも2勝、安田記念も2着2回)
つまり、グランプリボスはスプリントよりマイル寄りの馬であり、普通のサクラバクシンオー産駒よりはるかにスタミナがあったのだ。(ちなみにこの年はグランプリボスに本命を打って的中)
まとめると、グランプリボスのような例外を考慮する必要はあるものの、基本的には以下に合致する馬を狙っていくべきだ。
・自身は1400m以下で活躍
しかし……
・血統は中長距離
こういうタイプの馬が、一番の狙い目なのだ。となると、今年の出走馬で気になるのはこの馬といえる。
その馬の名(F)は↓↓(※ガルボ回避のため、推奨馬を変更しました)
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芝中長距離血統で、最近はスプリント戦で使われている。もろに条件に合致するため、狙ってみたい。←ガルボ
父はグランプリホースで母系も中距離血統。好走血統に合致しているため、外せない馬になるだろう。