枠順発表!

前回は東京マイルの特注血統に関して書いた。

スピードと底力が求められる東京マイルでどのような血統が強調できるか、分かっていただけたと思う。

今回は東京新聞杯の枠順について触れていこう。過去を振り返ると、明らかな傾向が出ているのだ。

東京新聞杯の枠順

東京新聞杯は1回東京2週目に行われる。

まだ馬場状態がよく、基本的には内先行有利になりやすい。

先週の競馬を振り返ってみると、今年も比較的内が有利だったことが分かる。

◆枠番別集計
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枠番 着別度数 勝率 連対率 複勝率 単回値 複回値
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1枠 1- 3- 1-11/16 6.3% 25.0% 31.3% 32 110
2枠 3- 0- 2-11/16 18.8% 18.8% 31.3% 238 116
3枠 1- 2- 1-13/17 5.9% 17.6% 23.5% 55 55
4枠 1- 1- 1-14/17 5.9% 11.8% 17.6% 22 72
5枠 2- 1- 1-15/19 10.5% 15.8% 21.1% 38 54
6枠 1- 1- 2-16/20 5.0% 10.0% 20.0% 13 44
7枠 1- 1- 2-16/20 5.0% 10.0% 20.0% 12 75
8枠 0- 1- 0-18/19 0.0% 5.3% 5.3% 0 14
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ご覧のとおり、1、2枠は複勝率30%、複勝回収値100を超えて、全枠順中ワンツーの好成績を残している。

差し馬の台頭も目立ったが、ほとんどの馬が道中は内々を進み、直線で外に出した馬だった。

基本的には内を通らないと厳しいということだ。

この「内枠有利」は東京新聞杯の歴史を見ても明らか。以下が過去4年の枠順別成績である。

◆枠番別集計
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枠番 着別度数 勝率 連対率 複勝率 単回値 複回値
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1枠 1- 1- 2- 4/ 8 12.5% 25.0% 50.0% 56 107
2枠 0- 2- 0- 6/ 8 0.0% 25.0% 25.0% 0 83
3枠 2- 1- 0- 5/ 8 25.0% 37.5% 37.5% 273 108
4枠 0- 0- 2- 6/ 8 0.0% 0.0% 25.0% 0 73
5枠 0- 0- 0- 8/ 8 0.0% 0.0% 0.0% 0 0
6枠 0- 0- 0- 8/ 8 0.0% 0.0% 0.0% 0 0
7枠 0- 0- 0- 8/ 8 0.0% 0.0% 0.0% 0 0
8枠 1- 0- 0- 7/ 8 12.5% 12.5% 12.5% 143 38
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なんと、好走馬12頭中11頭は4枠よりも内側の枠だった。中でも3枠までに好成績が集中している。

一方、5枠より外は(1−0−0−31)。唯一の1着は、ダービー2着、安田記念3着などのGI実績があったスマイルジャックだった。

上記のように、東京新聞杯は枠順がかなり重要なファクターになる。

今年は土曜日にかなり雪が降る模様。しかし、日曜日は晴れるようで、徐々に乾いていく可能性が高い。

となると、内が更に有利になる可能性すらありうる。

このため、基本的には「内枠有利」だと考えておいたほうが良さそうだ。

となると、微妙な枠順に入ってしまったこの馬は「危険な人気馬」となるかもしれない。

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