直線で示した圧倒的な瞬発力。日本競馬界の悲願を叶えてくれるかと興奮を禁じ得なかったゴール前200m。そして現実を見たくなかった、ゴール板前の25m地点……。

凱旋門賞で2着に終わりながら、世界中からその強さを評価されたオルフェーヴル

IFHA(国際競馬統括機関連盟)がワールドサラブレッドランキングを発表し、オルフェーヴルは前回の6位タイから3位に浮上した。

しかし、これは凱旋門賞での数字ではないというのだ。ただ、その事実がオルフェーヴルの強さが認められた証明であるとも感じられる



オルフェーヴルの強さが過去のレースを再考させた!?

オルフェーヴルの今回の評価は127ポンド。しかし、この数字は宝塚記念の結果が見直されてのものだという。(前回発表時の評価は125ポンド。)

凱旋門賞を制したソレミアは122ポンドで第22位に過ぎない。牝馬は牡馬よりも3ポイントほど低い計算になるため、となるとオルフェーヴルは125ポンド程度だと考えられる。つまり、今回の凱旋門賞は歴代でも最低クラスという評価なのだ。

実際、デインドリームやスノーフェアリーなど有力馬は次々に回避したし、レースでもオルフェーヴル以外の有力馬は5着にも入れなかった。馬場が特殊過ぎたというエクスキューズはあるものの、それにしても、ということなのだろう。

にもかかわらず、宝塚記念の評価を修正してまでオルフェーヴルのランキングを上げたということは(実際にどうなのかは知らないが)世界がオルフェーヴルのパフォーマンスを認めたということを示唆するものだったように感じる。

願わくば直線突き放したままで、5馬身も10馬身もつけてその強さを証明して欲しいところだったが(苦笑)、それでもオルフェーヴルが世界的にも評価される存在になったということは間違いないだろう。

秋華賞におけるアメリカ血統の台頭

さて、今週は秋華賞。このレースにおいて毎年好走馬が持っている血統はアメリカダート血統だ。

【秋華賞】好走を後押しする持続力に優れたアメリカダート血統

となると、母系にアメリカダート血統を持ち、立ち回りもうまいこの馬は穴馬としてかなり面白いかもしれない。その馬の名は……

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