今回はフェブラリーステークス2016の検証をしていきます。

東京ダート1600mで行われるJRAで年に2回しかないダートGIです。過去血統のデータから、傾向を探っていきます。また、出走予定登録馬の血統を見て、この段階での注目馬を導き出していきます。

ちなみに僕はダート全般が得意じゃないんですが、フェブラリーSはかなり相性がいいんです。去年は◎インカンテーション、13年は◎グレープブランデー、12年は◎テスタマッタという感じ。今年もいい穴馬を見つけたいところ。

では、しっかり考察していくことにしましょー!



過去5回好走馬血統

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ダートGIなので当たり前ですが、ダートの本場アメリカの血が目立ちます

特にボールドルーラー系やストームバード系がいいですね。昨年は父ボールドルーラー系の2頭が2、3着。13年は母父同系のグレープブランデーが、12年は父同系のテスタマッタが勝っています。

ただし、ダート競馬の王道といえる父ミスプロ系の馬たちは不振傾向にあります。母系に入るのならいいんですがね。父ミスプロ系(キングマンボ系は除く)で馬券に絡んだ馬を探すと、2006年のユートピアまで遡らなければいけません。この辺りは一つのポイントになりそうですね。

続いて、人気馬の傾向を見ていきましょう。

過去5回人気馬血統

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トランセンド、エスポワールシチー、ベストウォーリアは好走歴があるので適性以外の理由で馬券圏内に去りました。カレンブラックヒルは問題外。そう考えると、人気を裏切ったのはワイドバッハ、イジゲン、セイクリムズンの3頭です。

ワイドバッハとセイクリムズンの父は日本で走ったダート種牡馬なので、ポテンシャルとしては米国の王道血統に劣る。イジゲンは前述のとおり、不振傾向にある父ミスプロ系ですから、人気を裏切ったのも納得といったところですね。

では、出走を予定している登録馬たちを見ていきましょう。

出走予定・登録馬

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人気どころで行くとコパノリッキーは連覇中ですし、適性は問題ありません。負けるとしたらエスポワールシチーやトランセンドと同じように、別の理由でしょうね。

ノンコノユメは不振傾向にある父ミスプロ系。しかもトワイニング産駒ということで、米国の王道血統でもありません。まぁチャンピオンズカップではそれを理由に嫌ったんですが2着に来てしまったので、今回どんな結果になるか注目です。

モーニンはストームバード系の外国産馬なので、適性は悪くなさそう。ただ、根岸S組は不振傾向にあるので、そのあたりがどうか、といったところですね。

そんなわけで、現時点で穴馬候補と考えているのがこの馬です。

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正直、今年はイメージにぴったりな馬がいなかったので、消極的な本命候補というか、暫定王者みたいな感じ。これから検証して、いい馬を導き出していきたいです。