今回はフェブラリーステークスの血統について考えていこう。
砂の王者決定戦で強調できる血とは何なのだろうか? 歴代好走馬たちの血統を紐解き、激走馬を探していこう。
フェブラリーの“3大血統要素”
フェブラリーSで重要になってくる血統は主に3つある。
今回はそのうち1つを明かしていこう。
フェブラリーS│過去5年好走馬血統
着 | 馬名 | 人 | 種牡馬 | 母父馬 |
---|---|---|---|---|
1 | コパノリッキー | 16 | ゴールドアリュール | ティンバーカントリー |
2 | ホッコータルマエ | 2 | キングカメハメハ | Cherokee Run |
3 | ベルシャザール | 1 | キングカメハメハ | サンデーサイレンス |
1 | グレープブランデー | 3 | マンハッタンカフェ | ジヤツジアンジエルーチ |
2 | エスポワールシチー | 9 | ゴールドアリュール | ブライアンズタイム |
3 | ワンダーアキュート | 7 | カリズマティック | Pleasant Tap |
1 | $テスタマッタ | 7 | Tapit | Concern |
2 | シルクフォーチュン | 4 | ゴールドアリュール | Alwuhush |
3 | ワンダーアキュート | 2 | カリズマティック | Pleasant Tap |
1 | トランセンド | 1 | ワイルドラッシュ | トニービン |
2 | フリオーソ | 3 | ブライアンズタイム | Mr. Prospector |
3 | バーディバーディ | 4 | ブライアンズタイム | Seeking the Gold |
1 | エスポワールシチー | 1 | ゴールドアリュール | ブライアンズタイム |
2 | $テスタマッタ | 5 | Tapit | Concern |
3 | サクセスブロッケン | 2 | シンボリクリスエス | サンデーサイレンス |
集計期間:2005. 2.20 ~ 2014. 2.23
近年、最も注目されるのがロベルトの血だろう。
東京ダート1600mはダート戦であるものの、直線が長いため芝的な要素が問われる。ロベルト系はブライアンズタイムやシンボリクリスエスを筆頭に、芝・ダートの両方に適正が高く、両方で大物を出している。まさにフェブラリーSに合った血といえよう。
昨年こそ不発だったが(強いて言えばコパノリッキーの母母母父はロベルト系リアルシャダイ)、一昨年は母父ブライアンズタイムのエスポワールシチーが9番人気ながら2着に激走。
2011年は2、3着が、2010年は1、3着がそれぞれ父か母父にロベルトの血を持つ馬が締めた。
今年もロベルトの血は警戒しておくべきだろう。
となると、ロベルトの血を持つこの馬は穴馬候補の1頭となりそうだ。
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