今回はフェブラリーステークス2016の検証をしていきます。
前回はフェブラリーSの予想のポイントについて書いたので、出走予定馬と照らしあわせていきたいと思います。
どの馬が買えるのか、買えないのか、見ていくことにしましょう!
フェブラリーSの出走予定馬と予想オッズ
人気 | 馬名 | 予想オッズ |
---|---|---|
1 | ノンコノユメ | 2.1 |
2 | モーニン | 5.3 |
3 | ベストウォーリア | 7.0 |
4 | コパノリッキー | 7.1 |
5 | ホワイトフーガ | 10.7 |
6 | ロワジャルダン | 14.9 |
7 | アスカノロマン | 16.2 |
8 | ホッコータルマエ | 20.8 |
9 | スーサンジョイ | 32.3 |
10 | タガノトネール | 34.7 |
11 | グレープブランデー | 47.6 |
12 | モンドクラッセ | 75.2 |
13 | ゴールデンバローズ | 78.9 |
14 | コーリンベリー | 89.1 |
15 | ローマンレジェンド | 122.1 |
16 | パッションダンス | 233.5 |
17 | マルカフリート | 373.6 |
18 | サノイチ | 403.9 |
19 | サージェントバッジ | 422.9 |
20 | プロトコル | 431.0 |
こんな感じですね。なお、出走予定登録馬は以下のとおりです。
では、上位人気馬を見ていくことにしましょう。
ノンコノユメ
これからのダート競馬を引っ張っていくであろう4歳馬。昨年のチャンピオンズカップでは2着に食い込みました。
血統的にはなんといっても父ミスプロ系が大不振のレース。過去10年で(0−0−1−27)。馬券に絡んだのはユートピアだけ。「ムムッ」と思いますよね。
まぁただ、このデータを鵜呑みにするのはどうかなぁというのが率直なところです。
父ミスプロ系ってほとんど強い馬がいなくて5番人気以内に支持されたのが2頭のみ。その2頭、シーキングザベストとイジゲンにしてもGI実績はありませんでした。
要するにノンコノユメは過去に出走してきた父ミスプロ系の中で最強の馬なので、あんまり上記のデータは気にしなくていいのかなぁという気がしています。(だからといって評価を上げられる血統でもありませんが)
とはいえ、人気の差し馬なので常に不発の可能性があるというのは頭に入れておきたいですね。
モーニン
この馬も底を見せていない4歳馬。ダートの本場、米国の主流血統で、どれだけ強くなるのか楽しみな馬ですね。
もっとも、フェブラリーSはスタミナが必要なレースなので1600mまでしか経験していないというのはマイナスです。有名な話ですが、距離延長馬はほとんど来ませんからね。
事実、唯一、人気を裏切ったのが同じコースで行われる武蔵野Sです。根岸Sは距離短縮がハマって勝ちましたが、今回の距離延長は大きな不安材料と言えるでしょう。
米国血統なので血統的なスタミナの裏付けもありません。ローテが違えばまた違った評価になると思いますが、このローテはどう考えてもマイナスなので、評価を落としたい1頭ですね。
ベストウォーリア
去年の本命馬なので血統的には問題ありません。
とはいえ、去年と大きく違うのがローテーションです。去年はチャンピオンズカップからの距離短縮でした。一方、今回は1200mからの距離延長。もともと1400mがベストと言うタイプなので、このローテは明らかにマイナスでしょう。
また、個人的に前年のレースで走っている馬(=適性があることが誰でも分かる馬)を本命にするのは好きじゃないので、ヒモ以上の評価になることはないと思います。
血統予想っていうのは普通の人には分からないその馬の適性を、本質的な部分(=血統)から読み解く予想法なので、もう適正が高いことが分かっている馬を買うっていうのは方法論として微妙なんです。
もちろん、前年の好走馬でも条件がバッチリ合って6、7番人気なら本命を打ちますが、わざわざ人気馬を買うこともないですし。
コパノリッキー
この馬も2連覇中ということで適性が高いことはわかりきっています。
とはいえ、今年は苦戦するでしょうね。2014年は16番人気という超人気薄の楽逃げ。そして去年は武豊騎手の手腕が大きかった。以下、去年の回顧より抜粋。
連覇を達成したコパノリッキーは強かった。そして、武豊騎手の凄みを感じたレースだった。
コーリンベリーが出遅れたことで先行争いは混沌としていた。若干出遅れたコパノリッキーにとって、押していけば普通にハナはとれたはずだ。しかし、武豊騎手はスタート直後に気合をつけたくらいで、無理にハナを取りに行かず。徐々に進出して、外から来たアドマイヤロイヤルを行かせ、絶好の位置を確保した。
普通の騎手なら無理に押していくところだっただろうが、武豊騎手の冷静な判断がコパノリッキーの横綱相撲につながったように思う。
ということで、恵まれたり、素晴らしい騎乗があったりしたわけです。
今年も恵まれたりファインプレーがあれば別ですが、なければ普通に考えて着順は落とすでしょう。
ホワイトフーガ
何やら結構、評価されていますが、どうなんでしょうか。
去年、サンビスタがチャンピオンズカップを勝ったことで「牝馬でも」という雰囲気になっていますが、普通に考えてダートGIで牝馬が好走するって簡単なことじゃありません。過去10年だと(1−0−0−17)。
サンビスタは血統評価「A」に加え、展開も恵まれました。デムーロ騎手というのも大きかった。複数のプラスファクターが重なって勝てたというわけです。
しかもホワイトフーガの父はクロフネです。同馬の産駒はマイネルクロップが終止符を打つまでJRAダート重賞未勝利だった。高いレベルにおけるダート戦でのポテンシャルは高くありません。
そう考えると、厳しいんじゃないかなぁと思うんですが、どうですかね。
上位人気の評価はこんなところ。
なお、穴馬として注目している馬はこの馬です。
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