今回は東京スポーツ杯2歳ステークス2015の検証をしていきます。
おそらくプロディガルサン、ロスカボス、スマートオーディンの3強になると思うんですが、穴馬の入り込む余地があるのでしょうか?
どの馬が買えるのか、買えないのか、見ていくことにしましょう!
東スポ杯の穴馬パターン
過去10年の東スポ杯2歳Sで4番人気以下ながら穴を開けた馬は15頭います。その馬たちの共通点を探っていきましょう。以下が項目と、該当馬の頭数です。
・前走新馬、未勝利 10/15頭
・上がり2位以内 12/15頭
・間隔3〜9週 15/15頭
一つ一つ見ていくことにしましょう。
前走新馬、未勝利
2歳重賞で穴馬になるパターンって2つあると思うんです。
一つは前走が新馬や未勝利の昇級馬。もう一つは前走、500万条件やOP、重賞で4〜8着くらいになった馬ですね。そして、東スポ杯で走るのは前者のタイプなんです。
東スポ杯は才能が重要なレースです。才能のある馬がほぼそのまま走るレースなので、才能のある馬を見つけることが重要になります。
前走500万条件やOP、重賞で馬券に絡めなかったような馬は“頭打ち”である可能性が高い。
一方、新馬や未勝利を勝った馬は弱い可能性もありますが、才能を秘めている可能性もある。だからこそ、狙うべきなのは前走新馬、未勝利だった馬なんです。
上がり2位以内
ブログやメルマガで何回も書いていますが、日本の競馬において「上がり=才能」です。
特に2歳戦は強さにばらつきがありますから、そこで速い上がりを使えないような馬は才能がない可能性が高い。新馬、未勝利レベルなら速い上がりを使えていないとダメなんです。
順調なローテーション
もう一つ大切なのはローテーションです。どんなに素質がある馬でも順調に使われて来なければ、レベルの高いレースで好走することは難しい。
より具体的に言えば、レース間隔が詰まりすぎているのも、空きすぎているのも良くない。
だから、3〜9週くらいがちょうどいいんです。事実、穴馬15頭はすべてこの間隔となっています。
というわけで、この条件にすべて(最低でも2つ以上)該当する馬がいれば、穴馬の資格を持っていることになります。
今年のメンバーを見てみると、すべての条件に合致している馬は……
アグレアーブル
キラージョー
ダイワリアクション
この3頭ですね。もっとも、この条件に合致しているからといって、必ず走るとは限りません。この項目は好走するための最低条件なのでね。
例えばアグレアーブルはマンハッタンカフェ産駒の1戦1勝馬の重賞挑戦なので、あまり強調できません。ダイワリアクションもシンボリクリスエス産駒というだけで重賞で通用するポテンシャルがあるかどうか微妙ですし。
ということで穴馬として考えていきたい筆頭株はこの馬です。
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この辺りは細部までしっかりと検証して結論を導き出していきたいと思います。