今回は東京スポーツ杯2歳ステークス2015の検証をしていきます。

最近、午前中の勝負レースではとにかく東京の2歳戦を狙っていてそこそこ当たっているんですが、そのファクターを東スポ杯でも用いることができるので、見ていくことにしましょう。



東京の2歳戦ではとにかく……

なぜ東京の芝の2歳戦ばかり狙うかというと、単純なんですよね。走る馬が決まっている。

というのも、

母父サンデーサイレンス系

だけ狙っていれば大体当たるんです。

今秋の母父サンデーサイレンス系の成績を見てみると……

(11−10−7−71)
勝率11%
複勝率28%
単勝回収値154
複勝回収値87
※10番人気以内

ご覧のとおりです。何より単勝回収値が凄まじいですよね。それだけ穴馬が走っているということです。

母父がサンデーサイレンスに加え、お父さんが東京で走りそうなキングカメハメハだとかメイショウサムソンだとかシンボリクリスエスであれば鉄板と言っていいでしょう。

東スポ杯×母父サンデーサイレンス系

事実として東スポ杯でも母父サンデーサイレンス系はとにかく走っています。

・母父サンデーサイレンス系
・10番人気以内
・前走上がり2位以内(詳しくは前回の検証を参照ください)

この条件に合致する馬の成績はというと……

(5−2−3−8)
勝率28%
複勝率56%
単勝回収値225
複勝回収値170

と、なかなか秀逸なんです。

昨年は重賞での期待値が低すぎるハービンジャー産駒しか該当馬がいなかったのでダメだったんですが、過去10年で該当馬がいた年は(昨年を除き)すべてで好走馬が出ています。

母父サンデーが走る血統的理由

では、なぜ母父サンデーサイレンス系は走るのでしょうか?

一つ考えられるのが、父サンデー系が飽和状態になっている点ですね。父サンデー系は能力が高いため、需要がある。しかし、サンデー系が増えすぎているため、つけられる牝馬(非サンデー系牝馬)は限られている。その結果、父サンデー系につける牝馬の質は高くないケースが多い。

一方、父非サンデー系の種牡馬は、良血のサンデー系牝馬に種付けができる。だから父サンデー系の馬より、重賞で走れる“血統的な裏付け”を持っている場合が多いんです。GIクラスまでいくと、さすがに超良血のサンデー系に負けてしまいますけど、クラシックトライアルレベルのレースであれば出番は十分にある。

ということで父サンデー系より母父サンデー系のほうが旨みがあるレース、ということができるでしょう。

もうここまで書いたらおわかりだと思うんですが、本命馬は十中八九、この馬になります。

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事故(=出遅れ)でもない限り、勝ち負けになることは間違いないでしょう。