今回は日経賞の出走予定・登録馬を見ていこう。

天皇賞春を見据える馬たちのステップレースとして位置づけられている。昨年はここで叩いたフェノーメノが次走、天皇賞春連覇という快挙を成し遂げた。

今年はどんなレースになるのだろうか? まずは出走メンバーを確認していこう。

2015年 3月28日(土) 3回中山1日目 12頭 [仮想出馬表]
【11R】  第63回日経賞
4歳以上・オープン・G2(別定)(国際)(指定) 芝2500m (A)

馬名 性齢 斤量
アドマイヤデウス 牡4 56 アドマイヤドン
ウインバリアシオン 牡7 57 ハーツクライ
クリールカイザー 牡6 57 キングヘイロー
サウンズオブアース 牡4 55 ネオユニヴァース
ステラウインド 牡6 56 ゼンノロブロイ
タマモベストプレイ 牡5 56 フジキセキ
トーセンアルニカ 牝5 54 メイショウサムソン
フェノーメノ 牡6 58 ステイゴールド
フラガラッハ 牡8 56 デュランダル
ホッコーブレーヴ 牡7 56 マーベラスサンデー
マイネルメダリスト 牡7 57 ステイゴールド
ラブイズブーシェ 牡6 56 マンハッタンカフェ

勢力図を予想

少頭数ながらなかなかの好メンバーが揃った。

天皇賞春連覇のフェノーメノ、復活を期すウインバリアシオン、前走ゴールドシップを完封したクリールカイザー、そして菊花賞2着のサウンズオブアースなど、粒ぞろいとなっている。

中心になるのはやはりフェノーメノだろう。天皇賞春連覇、ダービー2着などGIで好走歴があり、実績で言えば一枚抜けている。一昨年、ここで勝っていることも含めて人気に支持される要素は多々ある。

ただ、昨年は2番人気5着と人気を裏切っていることに加え、昨秋は不振を極めた。6歳になって巻き返す力が残っているのか、疑問を持たざるをえない。

同じようなことはウインバリアシオンにも言える。大けがを何度も経験し、昨年の秋は見せ場を作れなかった。有馬記念で2着になっているように舞台適性は抜群だが、果たして巻き返せるのか?

一方、新興勢力は充実したキャリアを過ごしている。クリールカイザーは2014年以降、9回走ってすべて掲示板に載り、重賞では4連続好走中と力をつけている。中山実績は豊富。当然、人気の一角を担うはず。

また前走復活したアドマイヤデウス、サウンズオブアースもキャリアの充実度は高い。

不安要素のある実績馬と勢いのある若い馬という構図。結果やいかに?

なお、現時点での本命候補はこの馬だ。

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前走は当該コースで快勝。中山で期待値の高い血統をしていて、適正が高いことは明らかだ。準オープン上がりで人気はないはず。さすがに軸まで持っていけるかはまだ分からないが、穴馬の1頭として考えていきたい。