今回は若葉ステークスの出走メンバーを見ていきたい。

重賞ではないが、毎年クラシックを騒がせる素質馬たちが集結する。昨年はウインフルブルームが皐月賞で3着、一昨年はサトノノブレスが菊花賞で2着、3年前はワールドエースが皐月賞2着、ダービー1番人気。それ以前にもペルーサ、ヒルノダムール、トライアンフマーチ、ヴィクトリーなど、後の重賞馬、GI好走馬が数多く出ている。

今年も楽しみなメンバーが揃った。上位人気馬が予想される馬について見ていくことにしよう。

ダービー馬候補へ名乗り

なぜこのレースを取り上げたかというと、昨年末に行った「クラシック番付」でダービーの最有力候補として名前を上げたポルトドートウィユが出走するからだ。

その際の記事を抜粋し、この馬の魅力を伝えよう。

筆頭株としてポルトドートウィユを挙げたい。

まだまだ未知数の馬であるが、クラシック路線に乗ってくるだけの力はある。父ディープインパクト、母ポルトフィーノ、さらに母母エアグルーヴという超良血馬だ。

ディープインパクトはもちろん、ポルトフィーノ、エアグルーヴ、さらに母母母のダイナカールに至るまで、すべてクラシック血統でしめられている。(ポルトフィーノはケガや気性難でクラシックを棒に振ったが、路線には乗っていた)

母父ヴァイスリージェント系というのはディープインパクトの成功配合であり、将来性の高さを感じさせる。

これまで(2−2−0−0)と、取りこぼすところがあるものの、連対率はパーフェクト。しかもここ2戦は少頭数立てとはいえ、タイムは秀逸だ。キャリア4戦すべてで上がり3位以内の末脚を使っていることを考えても、明らかに能力が高い。

以上のように、2歳時から素質の高さを示していた。

特に2歳ながら芝1800mで2回も1分48秒を切るタイムを記録している。1800mはスピードとスタミナの総合力が問われる距離で、コース形態的にもごまかしが効かない。(※マイルや2000mは内回りのレースが多く、紛れがある)

その1800mで2度も続けて高いパフォーマンスを示したのだから、能力の高さは明らかだ。

前走のきさらぎ賞ではルージュバックにこそ敗れたものの、牡馬最先着。賞金を加算し、無事にクラシック路線に乗った(今年は2歳重賞が増えて賞金を持っている馬が多いため、やや不安は残るが……)。

ここでも好走ということになれば、クラシックで馬券に絡むことは間違いないだろう。どんな走りをするか、注目したい。

素質馬はポルトだけではない!

さらにもう2頭、期待の素質馬が出走を予定している。

アダムスブリッジは出世レースの若駒ステークスを完勝。2戦2勝というキャリアで、3連勝を狙う。

アダムスピークやリラヴァティの弟ということで、重賞戦線でも活躍できる血統背景を持っている。まだ少頭数の競馬しか経験していないこと、メンバーもそれほど強くなかったことを考えるとどこまでやれるか未知数ではあるが、内容次第ではクラシックで出番があるかもしれない。

さらに前走のきさらぎ賞で人気を裏切ったレガッタの巻き返しにも注目だ。

父ディープインパクト、母スイープトウショウという良血馬。きさらぎ賞ではキャリアの浅さを露呈してしまったが、新馬戦で見せたパフォーマンスを考えると能力はある。経験を重ねたことで素質を開花させるか。

ダントツの1番人気に支持されるであろうポルトドートウィユが飛ぶことは十中八九ないだろうから、純粋に楽しみたいと思っている。

なお、もし穴を狙うとしたらこの馬だろうか。

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前走の1、2着馬は次走、オープンでそのまま1、2着となった。レベルはまずまずだったし、血統的にも面白いため、狙って見る価値はある。