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2014年のダービー馬ワンアンドオンリー (C)arima0208

2014年の競馬が終わり、2歳戦もすべて終了した。

もうすでに2015年の競馬が気になっているという方も多いのではないだろうか?ということで今回は今年の2歳戦を振り返り、“現時点でのクラシック番付”(ダービー編)を発表したい。

2015年の日本ダービーを彩る可能性が高い馬は、どの馬なのだろうか?

番付のその前に

番付の前に日本ダービーのポイントを挙げていこう。ダービーで求められる能力とは……

瞬発力

東京芝2400mは直線が長く、芝質が軽い。よって瞬発力がなければ、世代ナンバーワンを決める大一番を勝ち抜けない。血統的には……

ベタなクラシック血統

が強調できる。ディープインパクトがベスト。キングカメハメハもいい。次点にハーツクライ、ステイゴールドらが続く。この点を意識して予想していくべきだろう。

2015年クラシック番付〜日本ダービー編〜

横綱 ポルトドートウィユ
大関 シャイニングレイ
関脇 ドゥラメンテ
小結 アヴニールマルシェ
前頭筆 リアルスティール
前頭二枚目 タガノエスプレッソ
前頭三枚目 シュヴァルグラン
前頭四枚目 サトノクラウン
前頭五枚目 ソールインパクト
前頭六枚目 ベルラップ
前頭七枚目 ティルナノーグ
前頭八枚目 ダノンプラチナ

横綱

筆頭株としてポルトドートウィユを挙げたい。

まだまだ未知数の馬であるが、クラシック路線に乗ってくるだけの力はある。父ディープインパクト、母ポルトフィーノ、さらに母母エアグルーヴという超良血馬だ。

ディープインパクトはもちろん、ポルトフィーノ、エアグルーヴ、さらに母母母のダイナカールに至るまで、すべてクラシック血統でしめられている。(ポルトフィーノはケガや気性難でクラシックを棒に振ったが、路線には乗っていた)

母父ヴァイスリージェント系というのはディープインパクトの成功配合であり、将来性の高さを感じさせる。

これまで(2−2−0−0)と、取りこぼすところがあるものの、連対率はパーフェクト。しかもここ2戦は少頭数立てとはいえ、タイムは秀逸だ。キャリア4戦すべてで上がり3位以内の末脚を使っていることを考えても、明らかに能力が高い。

無事に行けば、クラシック路線に乗ってくるはず。なんといっても鞍上が福永騎手という点は不安だが……。

大関・関脇・小結

次点にホープフルステークスを制したシャイニングレイを挙げたい。こちらもディープインパクト×クロフネという配合。“成功配合”に合致しているし、母シェルズレイは桜花賞5着、さらに母母のオイスターチケットは桜花賞6着と、クラシックに必要な早熟性を持っている。

キャリア2戦2勝と、底を見せていない点も含めて魅力がある。

3番手にはダークホース的な意味も込めてドゥラメンテの名前を挙げたい。

デビュー戦はゲートに不安があったこともあり、ちぐはぐな競馬となって敗れたが、とにかく2走目の未勝利戦が秀逸だった。未勝利にしては極端にラップが緩むことなく進んだ中で上がり33.7の末脚を使った。2着に1.0秒差をつける圧勝劇。まだ未勝利を勝ったばかりだが、重賞で勝負できるレベルにあると判断したい。

母アドマイヤグルーヴ、母母エアグルーヴという超良血馬。父キングカメハメハ、母父サンデーサイレンスということでクラシックで勝ちきれるかは微妙であるものの、順調に行けば路線に乗ってくる可能性は十分にある。

あとは実績十分でクラシック路線には確実に乗ってくるはずのアヴニールマルシェあたりも有力。ただこの馬は勝ち切るというスケール感はあまり感じないため、「穴馬としての2、3着争い」あたりに絡んでくるのではないか。

伏兵たち

リアルスティールはディープインパクト産駒の成功配合。兄ラングラーが春のクラシックに間に合わなかった点が気がかりであるものの、未知の魅力を買いたい。(新馬戦は超スローだったため、評価できないが)

タガノエスプレッソは名前と地味な血統で人気しないだろうが、能力のある馬。地味な血統と言っても父はディープインパクトの全兄弟のブラックタイドだ。巻き返してくるはず。あとはベルラップシュヴァングランといったハーツクライ産駒にも期待したい。

気になるのはハービンジャー産駒がどれほど絡んでくるか、という点だ。今までの傾向を見る限り、サンデー系に比べて瞬発力で劣る。だから重賞レベルになるとキレ負けする傾向にある。そう考えると、クラシックを勝ち切るまではどうか。皐月賞向きでダービーは良くて2、3着、掲示板争いというイメージ。

なお、朝日杯フューチュリティステークス上位のダノンプラチナは距離がどうか。2着のアルマワイオリや3着のクラリティスカイもあまり距離が伸びて良いタイプとは思わない。クラシックというよりマイル以下の路線で力を発揮するだろう。アッシュゴールドは血統は申し分ない。ただ馬格がないため、その点で苦労しそう。

まとめ

昨年はディープインパクト産駒が不発だった。ダービーではトーセンスターダムが5番人気になるのが精一杯(最先着はベルキャニオンの8着)。よってフジキセキ産駒(=イスラボニータ)やハーツクライ産駒(=ワンアンドオンリー)といった、クラシック血統からややズレる血が台頭した。

しかし、今年は才能あふれるディープインパクト産駒がちらほら見られている。おそらく、ディープインパクト産駒が中心となってくるのではないか。

なお、現時点でのダービーの本命馬候補はこの馬だ。

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能力が高い割に評価されない可能性が高い。勝ち切るイメージはないが、人気薄ながら2、3着争いには加われるイメージ。あとは馬格がないため、5月までにどれだけ成長できるか。