阪神ジュベナイルフィリーズの回顧は改めて。今回は朝日杯フューチュリティステークスの概要について考えていこう。
今年から朝日杯FSは阪神芝外回り1600mで行われる。
阪神芝外回り1600mの2歳GIといえば、阪神JFだ。よって、ベースは阪神JFの好走血統を参考にしようと考えている。
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牡馬重賞と牝馬限定重賞の違い
そこで疑問として挙げるのが、「牝馬限定重賞の阪神JFの血統傾向をそのまま参考にしていいのか?」という点だろう。
阪神JFは牝馬限定戦である。牝馬限定重賞の一番の特徴は、「スローペースになりやすい」という点だ。牝馬限定重賞がスローになりやすい“構図”は以下の様なものだ。
・牝馬の最大の武器は牡馬に勝る瞬発力
・牝馬は牡馬ほど底力のある馬が少なく、強い逃げ馬が少ない
↓↓↓
・重賞クラスになると、逃げ馬が少ない
・「瞬発力を活かそう」という騎手の心理が働き、折り合いに専念する馬が多くなる
↓↓↓
結果として全体がスローになる。
よって、牝馬限定戦と牡馬の重賞は「別物」と考えるべきだ。
しかし、私はある程度、阪神JFの好走血統が参考になるのではないかと考えている。なぜなら、阪神JFのレース質は、普通の牝馬限定戦とは異なるからだ。
阪神JFは“例外的”な牝馬限定重賞
結論からいえば、阪神JFはスローペースになりにくい。だから単なる牝馬限定戦というより底力が問われる。言い換えれば、牡馬混合戦に近いレース質になっている。
実際に今年の阪神JFを見てみよう。
今年は「逃げ馬不在でスロー濃厚」という予想が多かった。しかし、蓋を開けてみれば、淡々とした流れとなった。前後半4ハロンのタイムを比較してみると……
47.2−47.2
ご覧のとおり、全く同じだったのだ。中盤で多少緩んでいるものの、極端に遅くなったわけではない。
つまり、阪神JFはスローの瞬発力勝負になりやすい典型的な牝馬限定重賞らしからぬレース質をしている。
言い換えれば牡馬混合戦に近い。だから、好走血統を参考にできるのではないか、と考えているわけだ。
今後、検証を進めるにつれて考えが変わってくるかもしれないが、現時点では「阪神JFの好走血統+牡馬混合戦向きの底力タイプ」を買えばいいのではないかと考えている。
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