今回は来週行われる朝日杯フューチュリティステークスの“予習”を行っていこう。

今年から阪神に開催が移る。新しいコース、シチュエーションになったことでどんな変化が生じてくるのか? まずは舞台設定と出走メンバーをチェックしていこう。

朝日杯フューチュリティステークスとは?

朝日杯フューチュリティステークスは阪神芝外回り1600mで行われる2歳GIだ。

昨年までは中山芝1600mで行われていた。しかし、枠の有利不利が顕著だったため、GIの舞台として相応しくないとして阪神に移行することとなった。当然、過去の傾向は参考にならない。

阪神芝外回り1600mは特徴といえば(阪神ジュベナイルフィリーズで散々言ったが)、本格派のコースだ。フロックが起こりにくく、強い馬が勝ちやすい。そんな舞台でどんなレースが繰り広げられるのか、注目していきたい。

朝日杯FSの出走メンバーと見どころ

2014年12月21日(日) 5回阪神6日目 29頭 [仮想出馬表]
【11R】  第66回朝日杯フューチュリティS
2歳・オープン・G1(馬齢)(牡・牝)(国際)(指定) 芝1600m・外 (A)

馬名 性齢 母父
アクティブミノル 牡2 スタチューオブリバティ アグネスタキオン
アッシュゴールド 牡2 ステイゴールド メジロマックイーン
アドマイヤゴッド 牡2 ハーツクライ Danzig
アルマワイオリ 牡2 マツリダゴッホ ピルサドスキー
アンビシャス 牡2 ディープインパクト エルコンドルパサー
カプリチオーソ 牡2 チチカステナンゴ フジキセキ
クラリティスカイ 牡2 クロフネ スペシャルウィーク
ケツァルテナンゴ 牡2 チチカステナンゴ クロフネ
コスモナインボール 牡2 ハイアーゲーム Charismatic
サトノフラム 牡2 マンハッタンカフェ ブライアンズタイム
シンキングロージス 牡2 スペシャルウィーク ナリタブライアン
ジャストドゥイング 牡2 ゼンノロブロイ フレンチデピュティ
セカンドテーブル 牡2 トワイニング サンデーサイレンス
タガノアザガル 牡2 バゴ アドマイヤベガ
タガノエスプレッソ 牡2 ブラックタイド キングカメハメハ
$ダッシングブレイズ 牡2 Kitten’s Joy Honour and Glory
ダノンプラチナ 牡2 ディープインパクト Unbridled’s Song
ナヴィオン 牡2 ハーツクライ ラストタイクーン
ネオルミエール 牡2 ネオユニヴァース ブライアンズタイム
フミノムーン 牡2 アドマイヤムーン サンダーガルチ
ブライトエンブレム 牡2 ネオユニヴァース ウォーエンブレム
ペイシャオブロー 牡2 ルールオブロー ダンスインザダーク
ペプチドウォヘッド 牡2 キングカメハメハ バブルガムフェロー
マリオーロ 牡2 ダイワメジャー ファルブラヴ
メイショウマサカゼ 牡2 ケイムホーム デヒア
ヤマニンマンドール 牡2 ストーミングホーム ホワイトマズル
ラブミークン 牡2 サウスヴィグラス カリズマティック
レンイングランド 牡2 クロフネ サクラバクシンオー
ワキノヒビキ 牡2 オンファイア サクラバクシンオー

勢力図を予想

まず注目されるのがデイリー杯2歳ステークスの1、2、3着馬だろう。

タガノエスプレッソは血統馬や重賞実績馬を相手に完勝。その前の未勝利戦も高いパフォーマンスで勝っていたため、能力の高さに疑いの余地はない。

同2着のアッシュゴールドは、ご存知オルフェーヴルとドリームジャーニーの全弟だ。潜在能力の高さが買われて人気になることは確実となっている。また同3着のナヴィオンはハーツクライ産駒。京都の重賞が苦手な同産駒にとって、阪神替わりはプラスに働く。人気を集めるはずだ。

そして札幌2歳ステークスの覇者ブライトエンブレムを忘れてはならない。母は秋華賞馬のブラックエンブレムという良血馬。夏の札幌以来というローテーションは気がかりだが、力はあるだけに、侮れない存在だ。

ダノンプラチナあたりも人気の一角を形成するだろう。未勝利、500万と圧勝の連続。特に前走は馬場が荒れていた中で秀逸なパフォーマンスを見せた。暮れの阪神のタフな馬場も問題なさそう。

他にもまだまだ底を見せていない2歳馬たちが集結。しっかりと精査して、的中につなげていきたいところだ。

なお、現時点で本命候補と考えているのはこの馬!

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