今回は札幌2歳Sの必殺ファクターに関して書いていこう。
歴代の好走馬たちの共通点を紐解き、強調できるローテーションを探っていく。
札幌2歳Sの必殺ファクター
早速、必殺ファクターの項目を羅列していこう。
・10番人気以内
・上がり3位以内
・キャリア2戦以上
・前走同距離
・前走芝
この中でポイントとなるはキャリアだろうか。
2歳重賞はキャリア1戦でも出走可能なケースが多く、新馬戦を勝ち上がっていきなり重賞に使ってくることも少なくない。
新馬戦を圧勝した馬や良血馬は、例えキャリア1戦でも人気に支持される。
しかし、経験が浅い2歳馬にとって、キャリアの数というのは予想以上に大きな差となり、レース結果に現れる。例えばキャリア別の成績を見てほしい。
◆札幌2歳Sキャリア別集計
集計期間:2003.10. 4 ~ 2012. 9. 1
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キャリア 着別度数 勝率 複勝率 単回値 複回値
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1戦 2- 5- 3- 37/ 47 4.3% 21.3% 17 76
2戦 5- 2- 2- 22/ 31 16.1% 29.0% 69 44
3戦 1- 1- 2- 7/ 11 9.1% 36.4% 130 87
4戦 0- 1- 1- 4/ 6 0.0% 33.3% 0 93
5戦 1- 1- 1- 1/ 4 25.0% 75.0% 1310 285
6戦 1- 0- 0- 0/ 1 100.0% 100.0% 220 110
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※10番人気以内
いかがだろうか? キャリア1戦の馬は過去10回でわずか2勝だ。一方、キャリア2戦の馬が最多の5勝を挙げている。しかもキャリア3戦以上の馬も結果を出している。
この時期の2歳馬でキャリア3戦以上といえば、未勝利でごたついた馬、もしくは地方で使われていた馬がほとんどだ。そういう馬は人気にならない。しかし、そういうタイプの馬が穴を開けるのが札幌2歳Sの特徴なのだ。
キャリア数を含む上記した項目に該当する馬の成績はというと……
◆札幌2歳S必殺ファクター
集計期間:2003.10. 4 ~ 2012. 9. 1
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着別度数 勝率 複勝率 単回値 複回値
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2- 3- 4- 7/16 12.5% 56.3% 103 128
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ご覧のとおり、優秀な成績を残している。過去10年のうち、7年で該当馬がいたが、すべての年で好走馬を輩出している。
今年もこのファクターの該当馬が好走する可能性は高いと言って良さそうだ。
今年、このファクターに該当する出走馬といえば……
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新馬戦では新潟2歳Sの好走馬と差のない競馬をし、前走は圧勝。血統的にも面白い。加えて必殺ファクターに該当となれば、馬券に加えておかなければならないだろう。