春のクラシック2連勝!

フジキセキ産駒のイスラボニータが皐月賞を制し、父の産駒として初となるクラシック制覇を果たした。

予想はといえば、本命のウインフルブルームが3着に粘り、なんとか的中することができた。

■中山11R 皐月賞/勝負度B
◎18 ウインフルブルーム → 3着
○01 ワンアンドオンリー
▲06 アドマイヤデウス
☆17 トゥザワールド → 2着
△02 イスラボニータ → 1着
△03 クラリティシチー

3連単はイスラボニータの1着抜けとなってしまったが、ワイドや3連複はしっかり的中。まずまずついたので良しとする。何より好走馬の中で一番の人気薄に重い印を打てたことは本当に良かった。

的中された皆様、改めておめでとうございます!

今回の皐月賞で最大のポイントとなったのが、複勝率56%単複回収値200超の好走ローテに合致しているかどうかだった。

イスラボニータとウインフルブルームは、この好走ローテに完全に合致していた

以下、メルマガより抜粋。

今回は皐月賞で強調できる実績に関して検証していこう。

前哨戦の内容を注意深く精査していくと、ある一つのキーワードにぶち当たる。それは……

「前走2コーナーでの位置取り」

意外な着眼点かもしれないが、皐月賞においてはとても重要なファクターとなってくる。

http://jinkeiba.com/2014/0303/6067

上記の記事で書いたとおり、皐月賞と弥生賞をはじめとする前哨戦とではレース質が異なる。

皐月賞は厳しいペースになるが、前哨戦はペースが緩む。

だから、前哨戦で後ろから競馬をした馬は、皐月賞のペースにもろに戸惑う危険性がある。一方、前哨戦で前々から競馬をしておけば、皐月賞のペースにも適応できる可能性は高まる。

そこで、「前走の先行実績(=2コーナーの位置取り)」が重要になってくる。

普通、最も重要とされるのは「4コーナーの位置取り」だ。しかし、4コーナーの位置取りを集計すると、3コーナーまで後方に待機して捲ってきた馬も先行馬としてカウントされてしまう。(通過順11-11-8-3のような形)

だから、隊列が最も落ち着く2コーナーの位置取りを集計するのがベストというわけだ。

中山で行われた過去10回の皐月賞で、前走2コーナーを2~5番手で回った馬の成績が以下である。

◆前走2角別集計
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前走2角 着別度数 勝率 複勝率 単回値 複回値
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指 2~5番 7- 6- 8- 41/ 62 11.3% 33.9% 151 126
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ご覧のとおり、好走率、回収値ともに優秀な成績となっている。

そしてここから、当日12番人気以下の人気薄を除外すると……

◆前走脚質別集計
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前走脚質 着別度数 勝率 複勝率 単回値 複回値
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指 1~18位 7- 6- 8-16/37 18.9% 56.8% 254 212
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いかがだろうか? 驚異的な成績であることが分かるはずだ。偶然でこれだけの好成績が残ることはありえない。

実際、中山における過去10回の皐月賞で上記の条件を満たした馬が好走しなかった年は「ただの一度もない」。

それどころか10年中8年は、2頭ずつ好走している。

好走馬が1頭だった年は、ディープインパクトというバケモノがいた2005年(ちなみに4着馬は条件に合致)と、2006年のみだ。

やはり前走、先行した経験は、間違いなく皐月賞に生きてくる。

抜粋、以上。

今年、このファクターに該当していたのは4頭だった。うち2頭が好走し、勝ち馬もこの条件を満たした馬から出た。

また、イスラボニータは下記の記事で書いたように、やはりフジキセキというだけで切ってはいけない馬だったわけだ。

【皐月賞】「フジキセキ=クラシックで不要」という風評被害/2014

なお、イスラボニータは下記の記事にあるファクターの該当馬だった。

【皐月賞】春のクラシック20連勝中の驚愕ファクターとは?/2014

これで春のクラシックの連勝記録はさらに伸びた。逆にワンアンドオンリーやアジアエクスプレスといったファクターに該当しなかった馬は、勝つどころか馬券圏内にすら入れなかった。(ワンアンドオンリーは血統面で評価して印を打ったが。)

来年以降もこれらのファクターは大いに有効だろう。

「勝ち組育成メルマガ」では、その週の注目重賞を徹底的に検証している。予想はもちろんのこと、競馬の見方や面白さといった要素も追求する内容になっている。

これで桜花賞に続き、春のクラシックで2連勝を達成した。徐々に調子も上向いている。

今後もメルマガはもちろん、ブログでも力を入れて検証を行っていくので、期待していてほしい。

さて、今週は久々にGIがない週末となるが、福島牝馬SやフローラS、マイラーズカップなど、面白そうな重賞が目白押しだ。

今回は福島牝馬Sの注目馬を1頭挙げておこう

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福島重賞では欠かせない血を持っているし、臨戦過程も良い。普通に考えればこの馬軸でかたいはずだ。