好走血統を探る!
前回は皐月賞におけるフジキセキ産駒の可能性に関して検証した。
これまでクラシック勝ち馬を出していないフジキセキだが、決して軽視すべきではないことが分かったはずだ。
今回は好走血統に関して触れていくことにしよう。
底力の血を狙え!
ブログやメルマガで何度も書いてきたとおり、皐月賞で好走するために必要な能力は「底力」だ。
クラシックという格式高いレースが、タフさが要求されるコース・馬場で行われる。
底力の有無が勝負の結果に直結してくるのは必然といっていいだろう。
血統面でも底力を持った血統を買えばいい。つまり、「ノーザンダンサーの血」が重要になってくる。
中山で行われた過去5回の皐月賞を振り返ってみると、多くの好走馬がノーザンダンサー系の血を色濃く持っていたことが分かる。具体的には欧州のノーザンダンサー系やノーザンテーストが強調でき、米国で活躍しているヴァイスリージェントやダンジグといった血はやや底力に欠けるため、ここでは強調できない。
2013年
1着 ロゴタイプ
父ローエングリン(サドラーズウェルズ系=ノーザンダンサー系)
2着 エピファネイア
母母父サドラーズウェルズ(ノーザンダンサー系)
2012年
1着 ゴールドシップ
父ステイゴールド(※ノーザンテーストの影響を色濃く受けた種牡馬)
2010年
2着 ヒルノダムール
母父ラムタラ(ニジンスキー系=ノーザンダンサー系)
2009年
1着 アンライバルド
母父サドラーズウェルズ
2着 トライアンフマーチ
母父ダンシングブレーヴ(リファール系=ノーザンダンサー系)
2008年
2着 タケミカヅチ
母父マルゼンスキー(ニジンスキー系=ノーザンダンサー系)
ご覧のとおり、多くの好走馬が影響を受けていた。
この他にも凱旋門賞血統やロベルトといったタフな馬場をもろともしない血が強調できるが、やはり一番影響力の大きいのはノーザンダンサーの血だろう。
今年もノーザンダンサーの血を色濃く持つ馬には注意していかなければならない。
ただ、今年の出走馬を見渡してみると、父と母父に強調できるノーザンダンサー系の血を持った馬は1頭もいない。
だから母母父やクロスといった形で持っている馬に注目していくべきだ。そして、ノーザンダンサー以外にどういった血が強調できるのかも探っていくべきだろう。
例えば、母母父に中山重賞における特注血統を持っているこの馬は決して無視できる存在ではない。
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