全頭診断その1

今週は皐月賞の徹底検証を行っている。今回は恒例の“全頭診断”を行う。

「血統」をはじめとして「春クラシック20連勝中の勝ち馬の絶対条件」や「複勝率約60%の好走ローテ」など、様々な観点から検証を行ってきた中で、各馬の「総評」をお届けする。今回は第1弾。

なお、完全版は「勝ち組育成メルマガ」でお届けするため、そちらに登録してほしい。

週末の予想に直結する可能性が高く、内容は必見。メンバーを1頭ずつ切っていこう。

※枠順、馬名(血統評価A〜E)の順
※血統評価はあくまでも血統のみ見た評価であり、出走馬自体の評価ではありません
※特別な注釈がない限り、データは過去1年のもの
※ブログ用に一部修正している箇所があります。ご了承ください

1−1 ワンアンドオンリー
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1−2 イスラボニータ
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2−3 クラリティシチー
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2−4 クリノカンパニー(C)
父カンパニー、母父パラダイスクリークという血統。

血統的にはノーザンテーストのクロスを持っている点以外、特に強調できない。

それにこの馬は血統云々の前に明らかに力が足りない

今年のメンバーは粒ぞろいでそれなりにハイレベル。変な荒れ方はしない。

明確なペースメイカーがいないため、この馬に逃げてもらってレースを面白くしてもらいたい。期待をかけるのはそれくらいだ。

3−5 アデイインザライフ(C)
父ディープインパクト、母父サクラバクシンオーという血統。

ディープインパクトは中山芝2000Mで(5−4−7−11)と複勝率は6割近い。十分強調できる種牡馬だ。皐月賞ではまだ勝ち星を上げられていないが、基礎能力が高いため、白星を挙げるのも時間の問題だろう。

しかし、母父サクラバクシンオーというのは致命的と言っても過言ではない。

産駒がほとんどスプリンターになっているように、スピード色が濃すぎる。底力という点では全く期待できないだろう。実際、(後で出てくるウインフルブルームの母父)サクラユタカオーと比較しても差は歴然だ。

過去3年、1800M以上のレースで母父サクラユタカオーの馬は8勝し、複勝回収値も100を超えている。対して、母父サクラバクシンオーはわずか1勝。距離的に限界があるということを示唆している。メルマガの検証3で述べたように、●●●●●はGIで足りないという点もネックだ。

しかも検証2で書いたマイナスファクターにも合致。GIで穴を開けるには心もとないと言わざるをえない。

弥生賞の3着は素直に評価していいし、検証2の好走条件にも合致しているため、激走するようならディープインパクト恐るべしといったところだ。もっとも、その可能性はかなり低い。

3−6 アドマイヤデウス(B)
父アドマイヤドン、母父サンデーサイレンスという血統。

父ミスプロ系の成績は芳しくない。過去10年の皐月賞で馬券になったのはエイシンチャンプのみだ。ミスプロ系は母父もよくなく、(1−0−1−21)と散々な結果しか残っていない。

ただ、アドマイヤドンは朝日杯FSを制し、皐月賞7着、ダービー6着、そして菊花賞4着とすべてで善戦した馬だ。芝が全くダメというわけではない。

また、この馬は今回数少ない母系にノーザンダンサーの血を持った馬でもある。父母父のトニービンも含めて警戒しておく必要がありそうだ。

若葉S組で軽視されがちだが、前走は上がり2位に1秒もの差をつける上がり1位で快勝していた。

最終的には週末の馬場を見て判断しなければならないが、持ち味の末脚を生かせる馬場状態ならば一発があってもおかしくない

4−7 トーセンスターダム
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4−8 ステファノス(C)
父ディープインパクト、母父クロフネという血統。

前述のとおり、ディープインパクト産駒は悪くないが、母系の血統がダートに寄りすぎている。こういうタイプの馬は皐月賞では好走できない

毎日杯3着とはいえ、マイネルフロストやエイシンブルズアイに負けているようでは力的に疑問が残る。

加えて2月生まれという致命的なマイナスファクターがある。

ここでの出番はないと考えて良いはずだ。

5−9 スズカデヴィアス(C)
父キングカメハメハ、母父サンデーサイレンスという血統。

キングカメハメハ×サンデーという組み合わせには底力がない。

そして、力的に全く足りない

小倉の未勝利戦はレベルがかなり低かった(2着馬は以降8→5着、3着馬は以降14→10着と全く走っていない)し、前走のすみれSにしても少頭数の競馬でかなり恵まれた面があった。

記念出走、と位置づけてよいだろう。

ということで、この中で「面白そうな穴馬」はこの馬!

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