今週はアメリカジョッキークラブカップの徹底検証を行っている。今回は恒例の“全頭診断”を行う。
「AJCCの好走条件」、「血統」、「有馬記念組の取捨選択」など、様々な観点から検証を行ってきた中で、各馬の「総評」をお届けする。今回は第1弾。
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週末の予想に直結する可能性が高く、内容は必見。飛躍を目指す粒ぞろいなメンバーを1頭ずつ切っていこう。
全頭診断その1
※枠順、馬名(血統評価A〜E)の順
※血統評価はあくまでも血統のみ見た評価であり、出走馬自体の評価ではありません
※特別な注釈がない限り、データは過去1年のもの
※ブログ用に一部修正している箇所があります。ご了承ください
ヴァーゲンザイル(A)
父ネオユニヴァース、母父ノーザンテーストという血統。
血統的には問題ないだろう。ネオユニヴァースは中山の重賞で強調できる種牡馬の1頭。そして●●●●●も強調できる。凱旋門賞馬の血こそ持っていないものの、スタミナも十分にある。
ただ実績の面で少し足りない点が気がかりだ。重賞は3歳時の青葉賞以来で、中山重賞は未経験。中山における好走率は60%と、一歩足りていない。
加えて前走、芝2500Mは最高の条件だった。私も本命に指名して2着。今回が極端な条件落ちだとは思わないし、人気にもならないだろうが、前走最高の条件で走った馬の次走というのは総じて期待値が低い。
現実的にはヒモで拾うことを考えるくらいか。
ヴェルデグリーン
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ケイアイチョウサン
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コスモファントム(C)
父ステファンゴッドイーヴン、母父パリスハウスという血統。
ここのところ全く結果を出せていなかったが、前走はまずまずの走りを見せた。後方待機勢が上位を独占した中で、4角2番手から粘って8着なのだから、それなりに価値のあるレースだった。
ただバリバリの米国血統というのはこのレースで結果を出せていない。全盛期にも2番人気ながら4着に敗れた過去がある。
展開的に恩恵を受けそうなので、怖い1頭ではあるが、常識的には積極的に買えない。
サクラアルディート(C)
父ディープインパクト、母父マルゼンスキーという血統。
母父マルゼンスキーは荒れ馬場をもろともしないパワーを持った種牡馬。ただ、父ディープインパクトはこのコースでも今開催でも特別良い成績を残しているわけではなく、強調できる血統を持っていると評価するまでには至らない。
実際、過去2走も煮え切らない競馬が続いた。距離が伸びて良いタイプにも見えない。
前走は内田騎手が最高に下手に乗ったのでベリー騎手への乗り替わりというのは怖いが、馬自体に大きな変わり身を期待することは難しいだろう。
サダムパテック
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サトノシュレン
父ステイゴールド、母父エルハーブという血統。
前に行けるのは強みだし、父ステイゴールドというのは強調できるが、さすがに実力的に足りないと言わざるをえない。
出走馬に差し馬が多く、大逃げになる可能性もあり、逃げ粘る可能性がゼロだとは思わないが、相当恵まれない限り厳しいだろう。
ダービーフィズ
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ということで、この中で「面白そうな穴馬」はこの馬!
その馬の名(H)は→
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