前回はAJCCにおける有馬記念組の取捨選択に関して書いた。
今回は今週のもう一つの注目重賞、京都牝馬Sについて考察していこう。
この時期の京都は馬場に偏りがある。だから、その傾向をつかむことが的中への近道となる。もちろん内、外というファクターも重要であるが、この傾向は血統面にも顕著に現れている。
強調できる3頭の種牡馬
今回は1回京都開催における芝マイル以上で好成績を残している種牡馬を紹介しよう。
まずはディープインパクト。年が明けてもその勢いは衰えるところを知らない。
京都金杯に始まり、シンザン記念もディープインパクト産駒が制覇。今開催のトータルでの成績も、極めて優れている。
(8−5−4−18)
勝率23%
複勝率49%
単勝回収値174
複勝回収値102
今の京都でディープインパクトに逆らうことは自殺行為に近い。
次に強調できるのは(京都牝馬Sに出走馬はいないが)マンハッタンカフェ産駒だろう。
(0−4−4−6)
勝率0%
複勝率57%
単勝回収値0
複勝回収値162
ご覧のとおり、非常に優秀な好走率を誇っている。ちなみに単勝50倍以上だったため、上記の集計には入っていないが、13日日曜日の最終レースでは単勝57倍のマンハッタンカフェ産駒ヴァーティカルサンが勝利。現在の馬場で最も強調できる種牡馬であることは間違いない。
京都牝馬Sにかぎらず、この2頭に注目して狙ってみると面白いだろう。
さて、では最後に、京都牝馬Sの出走馬の父で、強調できない種牡馬を1頭挙げておこう。
この種牡馬の産駒は今開催(0−0−0−6)と全く強調できない。昨年の京都1回開催を合わせても(2−0−0−15)と、好走馬はわずかに2頭。しかもこの勝ち馬2頭も1、2番人気と、人気どころだった。
現在の京都の馬場では割引が必要かもしれない。
その種牡馬の名(G)は→
(現在10位前後!当サイトの紹介欄に注目馬を掲載しています)