今週はアメリカジョッキークラブカップと京都牝馬S、そして東海Sが行われる。
中でもAJCCに注目していきたい。このレースは私にとって“因縁のレース”だ。
昨年はトランスワープを本命に抜擢。直線向いた時は「もらった」と思ったが、ダノンバラードの斜行によってすべてが水の泡となった。
このレースで審議のランプも付かなかったことは後に大きな物議を醸すことになった。(※異議申立てにより審議になったが)
それだけに今年は綺麗に決めたいところ。まずは舞台設定から見ていこう。
AJCCの舞台設定
AJCCは中山芝2200Mで行われる古馬GIIレースだ。
1月という極寒期に行われるが、春の飛躍を目指す馬たちの始動戦として使われることが多く、近年ではメンバーが揃いやすくなっている。有馬記念で敗れた馬たちの“再スタート場所”と言い換えることもできる。
一昨年はルーラーシップが、3年前はトーセンジョーダンがこのレースを制している。
ただ、この2頭は後にGIを制したとおり(しかも複数回GIで好走していて、フロックではない)、極めて高い能力を持っていた。だからほとんど例外と考えても良いだろう。
中山の非根幹距離重賞というのは、本質的には荒れるレース。
4、5年前のように、波乱が起こる可能性が常にあるレースなのだ。
今年のメンバーを見てみると、1番人気になりそうなのはダノンバラードやヴェルデグリーンといったところ。
ただ、どちらも有馬記念で大敗を喫した6歳馬ということもあり、実力的に抜けているわけではない。過去3年と比較すれば実力が拮抗したメンバーだといえる。
しかも現在の中山の馬場状態は複雑だがかなり偏りがある。京成杯では二桁馬番の馬が上位を独占したように、馬場状態や展開次第では人気薄が突っ込んでくる可能性も大いに有り得る。
なので波乱の可能性を探りつつ、検証を進めていきたい。
さて、前回は「軸馬候補(A)」を挙げたが、今回は現時点で狙っている「穴馬」を書いておこう。この馬は前走からの上積みが見込め、コースも前回よりも適している可能性が高い。
その馬の名(B)は→
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