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今週は京成杯の徹底検証を行っている。今回は恒例の“全頭診断”を行う。

「現在の中山の状態」、「好走ローテ」、「血統」など、様々な観点から検証を行ってきた中で、各馬の「総評」をお届けする。今回は第1弾。

今週は月曜日開催があったため、通常よりも検証の回数が少なかったが、この全頭診断内に「穴馬を見抜くヒント」をたくさん散りばめておいた。必見の内容となっている。

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週末の予想に直結する可能性が高く、内容は必見。中山芝2000Mは年末に16万馬券を的中させ、昨年の京成杯でも3連単を的中した得意の舞台。是が非でも取りたいところだ。

全頭診断その1

※枠順、馬名(血統評価A〜E)の順
※血統評価はあくまでも血統のみ見た評価であり、出走馬自体の評価ではありません
※特別な注釈がない限り、データは過去1年のもの
※ブログ用に一部修正している箇所があります。ご了承ください

1−1 ホルボッシュ(C)
父チチカステナンゴ、母父ヘクタープロテクターという血統。

父チチカステナンゴは現在の中山に適性のある種牡馬で、昨年末の葉牡丹賞ではキングスオブザサンが1着。ホープフルSではシャンパーニュが10番人気ながら0.5秒差の6着と、適正の高さを見せている。

この馬自身、前走は同じコースで2着。血統評価は決して低くない。

ただ、現在の馬場は差し馬が優勢だ。中山にもかかわらず、先週のマイル以上のレースで逃げた馬の成績は(0−1−1−10)と全く振るっていない。そういう意味ではサンデー系の血を全く持たないというのはマイナスだ。

加えて1枠1番というのも残念な点だ。現在の中山は断然内が悪い

1〜4枠
(2−3−6−59)
勝率3%
複勝率16%
単勝回収値14
複勝回収値37

5〜8枠
(8−7−4−61)
勝率10%
複勝率24%
単勝回収値69
複勝回収値141
(※単勝50倍以上の人気薄も含む全頭の成績)

ご覧のとおり、明らかに外枠のほうが成績が良い。1枠1番に至っては(0−0−0−10)。かなり絶望的な成績となっている。

例年の傾向や中間の天気を考えると、週末に劇的に馬場が変わることは考えにくい。となると、かなり苦戦を強いられることは間違いなさそうだ。

1−2 アルバート(C)
父アドマイヤドン、母父ダンスインザダークという血統。

父非サンデー系、母父もスタミナのあるダンスインザダークで、大穴を開ける資格は持ち合わせている

ただ、現在のタフな馬場に対応しきれるかはやや疑問だ。父ミスプロ系は、底力が問われる舞台ではそれほど強調できない。

昨年末の開催から集計した父ミスプロ系の成績は(3−0−2−16)。勝ち馬を3頭出しているとはいえ、複勝率は23%と振るっていない。

注目したいのは4、5着の多さだ。着外の16頭のうち、5頭は4、5着だった。

つまり、好走できる可能性は秘めているものの、最後の底力勝負の部分でロベルトやグレイソヴリン系の馬たちには劣ってしまうため、僅差で競り落とされてしまうのだ。

加えて強調できない前走マイルからの参戦馬。ベゴニア賞の内容がなかなか良くて拾いたい馬ではあるが、重い印を打つだけの強調材料もない。加えて厳しい内枠に入った。

ここで凡走して人気を落とした次走が狙い目だろう。

2−3 ツクバアズマオー(C)
父ステイゴールド、母父ジャイアンツコーズウェイという血統。

父がクラシックを勝っていないマイナーサンデーで、このレースにも適正があるステイゴールドという点は悪くない。ただ、昨年のケイアイチョウサンの場合、母系に流れていたロベルトの血の存在が大きかった。

現在の馬場にも言えることだが、中山の荒れ馬場ではロベルト系が無類の強さを発揮する。ケイアイチョウサンはその恩恵を受けていたと考えられる。ツクバアズマオーはロベルトの血を持っていないし、ジャイアンツコーズウェイというのは特別底力があるわけでもなく、強調できる血ではない。

加えて内枠、前走マイル組と強調できる要素がほとんどない。

強いて言えば前走2番人気から一気に人気が落ちることだろうか。キャリア4走ですべて上がり2位以内を記録しているように、末脚は確か。現在の差し馬場では怖い存在だ。

もっとも、総合的に見ると他に買いたい馬が多いため、拾ってもヒモのヒモくらいの評価か。

2−4 ウインマーレライ
メールマガジンに掲載

3−5 ショウナンラグーン(A)
父シンボリクリスエス、母父マンハッタンカフェという血統。

父非サンデー系。そしてなんといっても父シンボリクリスエスの存在が大きい

現在の中山の馬場で最も強調できる種牡馬が、シンボリクリスエスなのだ。昨年末の中山5回開催から先週までの成績、そして秋開催を除く過去1年の中山芝2000Mの成績はそれぞれ以下である。

〜中略〜

ご覧のとおり、どちらも驚異的な成績を残している。父シンボリクリスエスというだけで、抑えておかなければいけない状況下にある。

上記は単勝50倍以上の人気薄を除いているため入っていないが、先週は16頭中16番人気のシンボリクリスエス産駒が大穴を開けたほどだ。現在の馬場に最も合致しているのが、シンボリクリスエス産駒であることに疑いの余地はない。

前走のレベルは高くなかったし、シンボリクリスエス適正だけで勝った印象で上積みはないと考えられる。ただ、前走同コースの人気薄は抑えておいた方がいいし、何よりシンボリクリスエスの人気薄が来たのに外すという悔しさは味わいたくない(笑)。よって、最低でも抑える予定。

3−6 エアアンセム
メールマガジンに掲載

4−7 ラングレー
メールマガジンに掲載

4−8 ディアデルレイ
メールマガジンに掲載

ということで、この中で「面白そうな穴馬」はこの馬!

その馬の名(G)は→
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