今回は中山金杯の“全頭診断”を行う。
2014年になって初めての開催、初めての重賞ということで、是が非でも当てて良いスタートを切りたいところ。
そのために各馬の「総評」をお届けする。今回は第1弾。
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週末の予想に直結する可能性が高く、内容は必見。では、2014年最初の主役たちを紐解いていこう。
全頭診断その1
※枠順、馬名(血統評価A〜E)の順
※血統評価はあくまでも血統のみ見た評価であり、出走馬自体の評価ではありません
※特別な注釈がない限り、データは過去1年のもの
※ブログ用に一部修正している箇所があります。ご了承ください
1−1 イケドラゴン(D)
父ニューイングランド、母父サクラユタカオーという血統。
血統的に特筆すべきものはない。中山芝2000Mは5回走って(0−0−0−5)。低斤量でもここ最近は全く走れていない。いつかどこかで間違って穴を開ける可能性がゼロとは言えないが、ここで買いたい馬ではない。
1−2 ミッキーパンプキン(C)
父ダンスインザダーク、母父アルザオという血統。
ダンスインザダーク産駒にとって中山の中距離は鬼門中の鬼門。過去1年は(1−1−0−7)と到底強調できる数字ではない。野芝100%で行われる9月の中山開催ならまだしも(昨年は3頭走って全頭馬券圏内)、タフな芝になった時には成績を落とす。
もっとも、金杯においては注意しなければならない。なんといっても、昨年の勝ち馬はダンスインザダーク産駒のタッチミーノットなのだから。
この馬は父ダンスインザダーク×母父ミスプロという血統だった。母父のミスプロはパワーのあるダート血統だし、ダンスインザダークの母父ニジンスキーも圧倒的なパワーを産駒に供給する種牡馬だ。中山金杯の攻略に必要なパワーを備えていたといえる。
一方、ミッキーパンプキンは母父がアルザオで、タッチミーノットほどの適性はないと考えられる。ただ、母母父はレイズアネイティヴ系で、一定のパワーは持っている。
加えて前走からの上積みが見込める点に注目したい。前走のリゲルSでは、大外枠から終始外を回して相当距離ロスが発生した。しかも上位3頭は4角4番手以内と、完全に前残りの競馬だった。それを中段からまくり気味に上がっていって6着まで来たのだから、高い評価が与えられる内容だったと言える。
今回は内枠で距離ロスの心配はない。中山、阪神、函館で好走歴があるように、タフな馬場への適性の高さに疑いの余地はない。大穴候補。
2−3 オーシャンブルー
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2−4 カルドブレッサ
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3−5 サクラアルディート
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3−6 ドリームヒーロー(B)
父マーベラスサンデー、母父ウォーニングという血統。
血統だけ見れば高い評価が与えられる。父はタフな競馬に強いローカルタイプのサンデー、マーベラスサンデー。母父のウォーニングは自身こそヨーロッパで活躍したものの、元を辿ればアメリカのダート血統であり、豊富なパワーを備えている。
ただ、この馬は実力的に厳しい。3走前のポプラSはかなり恵まれた内容だった。この時期の函館はパワー血統の台頭が目立っていて、血統的にもこの馬にとって絶好の舞台が揃っていたといえる。
しかし、ここ2走は見るべき点がない惨敗。ここでも厳しいことは明らかだ。
4−7 ユニバーサルバンク
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4−8 ディサイファ
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5−9 セイクリッドバレー(C)
父タニノギムレット、母父フジキセキという血統。
父非サンデー系で、母父はパワーがあり、前走のディセンバーSで2着に来るなどタフな競馬で好走できることも証明している。ただ、父のコース成績などは特別強調できるわけではないし、歴代の好走馬と比較しても適正ピッタリというわけではない。
2歳時にホープフルSで3着に来ているが、脚質的な問題もあって中山で安定して走れるタイプではない。実際、過去2度の金杯でも敗れている。
馬場状態にはまずまず合致していて、前走から斤量が減る点もプラス。だから激走の可能性も考えておきたい。ただ、繰り返すが安定していないため、軸にはしづらい。ヒモで買うべき馬だろう。
ということで、この中で「面白そうな穴馬」はこの馬!
その馬の名(D)は→
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