(C)arima0208
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GI4勝馬のゴールドシップを管理する須貝調教師が、来年の凱旋門賞挑戦へ意欲を見せた。

6日夜に行われた今年の凱旋門賞を見届けたトレーナーは「オルフェーヴルでも負けた。日本馬が勝てなかった以上(悲願達成のためにも)、挑戦する立場にある馬だと思うし、そうならないといけない。来年は5歳で脂も乗ってくる。ヨーロッパの馬場への適性もありそうだ」。今年は早くから国内専念を宣言していたトレーナー。まだ私案というが、来年は世界最高峰の舞台を意識していることを明言した。(スポーツ報知より)

あえて誤解を恐れずに言えば、「ゴールドシップは凱旋門賞制覇のほうが京都大賞典勝つより簡単」なのではないかと思う。

凱旋門賞を勝てない理由=ゴールドシップが京都で惨敗した理由

上記の記事で記したように、ゴールドシップは残念ながら高速馬場への適性がない。だからといってロンシャンの馬場に適応できるかといえば、「走ってみなければ分からない」。しかし、重い馬場への適性は高いし、ロンシャンにも合う可能性は十分だろう。

過去には極悪馬場の皐月賞を制し、荒れた中山の有馬記念で古馬を一蹴し、偽りの良馬場(実際には相当力のいる馬場)の宝塚記念を制覇している。エンジンの掛かりが遅い反面、非常にパワフルでスタミナもあるゴールドシップにとって、少なくとも超高速馬場の京都よりもロンシャンのほうが走りやすいはずだ。

だからこそ来年、ぜひ挑戦してほしいと思う。何度も書いているが「オルフェーヴルが勝てなかったから今後数十年勝てない」という論調は間違っている。何度も挑戦し、少しの展開と運が向けば勝てるレベルに日本馬はある。

実現するかどうかは今後の結果次第ということだが、結果にかかわらず、遠征する価値があることは間違いないはずだ。

 

さて、今週は牝馬クラシック最終戦の秋華賞。このレースで必要になるのは「スピードの持続力」だ。では、どういった血統を買っていけばよいのか? 私はこの血統に注目している。

その血統とは……(現在15位前後)