(C)marukashenck00
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前回は秋華賞の「枠順」について検証した。

今回は出走馬たちの「ローテーション」に注目して考察を進めていきたい。

好走馬たちはどんなローテーションで秋華賞に臨んできていたのか? 前哨戦でどんなパフォーマンスを披露していたのか?

前走の走りから、秋華賞の“必殺ローテ”を暴く。

ローズS組の中でも……

まずは前走どこを使ってきているか、という点だが、秋華賞に関してはローズS組が圧倒的な戦績を残している。単勝50倍以上の人気薄を排除した成績は……

前走ローズS
(8−8−3−33)
複勝率37
単勝回収値96
複勝回収値95

ご覧のとおり、全頭買っても9割以上の払い戻しが返ってくる計算になる。これは大変優秀な数字だ。

中でも先行勢の成績は飛び抜けている。なぜなら、コーナー4回の秋華賞ではある程度の位置取りにつけないと勝負にならず、先行力を持った馬が有利だからだ。

実際、ローズSで4角10番手以内につけた馬の秋華賞における成績を見てみると……

(7−4−3−17)
複勝率45%
単勝回収値145
複勝回収値115

ご覧のとおり、好走率はグンと跳ね上がる。さらにこれを、ローズSで4角10番手以内かつ秋華賞で3番人気以内に支持された馬の成績を見てみると……

(6−2−1−2)
勝率55%
複勝率82%
単勝回収値139
複勝回収値93

驚異の勝率、複勝率を記録している。ちなみに馬券圏外となった2頭はトールポピーとピースオブワールド。トールポピーはオークスを最後に馬券に1度も絡めなかった馬。春の時点でジャングルポケットのスイッチが切れてしまっていたということが敗因だけに、例外と考えても良いだろう。

また、ピースオブワールドは1枠2番という不利な枠に入ってしまったことが影響したと考えられる。ただ、それでも4着に入っている。余程のことがない限り、このローテーションを踏んでいれば凡走は考えにくいということだ。

まさに秋華賞の“必殺ローテ”ということができる。

今年、このローテーションに該当している馬はただ1頭。この馬が馬券に絡む可能性は、非常に高い。その馬の名は……

その馬の名は……(現在15位前後)

次回は秋華賞の全頭診断をお届けします! 乞うご期待!